【完結】売られた令嬢は最後の夜にヤリ逃げしました〜平和に子育てしていると、迎えに来たのは激重王子様でした〜
会場にはレオナール公爵と母が寄り添う姿があった。
レオナール公爵は鋭い視線で周囲を威嚇している。
その後ろには大量の護衛も控えているため、母は困惑し周囲も引き気味だ。
どうやら彼のところにもレンログ子爵家の話が伝わっているらしく、子爵家を警戒しているのだろうか。
レオナール公爵を宥めつつ、母の幸せそうな笑みを見ていると安心する。
(……お母様、とっても綺麗だわ)
こうしてシルヴィーたちがパーティー会場にいても罵倒されることなく、貴族たちに受け入れられているのは間違いなくアデラールの努力があってこそだろう。
中には不満がある者もいるだろうが、そこはシルヴィーの努力次第で少しずつ変えていくことができるかもしれない。
それからマリアが登場すると会場が静まり返る。
男性は胸を手に当て、女性はカーテシーをして頭を下げている。
マリアはその力のこともあってか、聖女や女神として崇められているそうだ。
彼女が動く度にレースがひらりひらりと揺れて、本当に女神が降臨したようだ。
このドレスを纏っているマリアの姿をリーズに見せたら泣いて喜ぶだろう。
彼女の予言という力がこの国にとって特別なものだとわかる。
マリアは国王と共にゆっくりと椅子に腰掛けてから会場を見渡した。
それからある一点を見て、わずかに眉を寄せる。
シルヴィーもさりげなくマリアと同じ方向に視線を送る。
会場の端、そこには堂々と立っているミリアムと子爵夫人の姿があった。
レンログ子爵家が苦しいとは話に聞いていたが嘘のようだ。
むしろ以前のドレスよりも豪華に見える。
(どこからそんなお金を……? 領民たちは大丈夫なの?)
レオナール公爵は鋭い視線で周囲を威嚇している。
その後ろには大量の護衛も控えているため、母は困惑し周囲も引き気味だ。
どうやら彼のところにもレンログ子爵家の話が伝わっているらしく、子爵家を警戒しているのだろうか。
レオナール公爵を宥めつつ、母の幸せそうな笑みを見ていると安心する。
(……お母様、とっても綺麗だわ)
こうしてシルヴィーたちがパーティー会場にいても罵倒されることなく、貴族たちに受け入れられているのは間違いなくアデラールの努力があってこそだろう。
中には不満がある者もいるだろうが、そこはシルヴィーの努力次第で少しずつ変えていくことができるかもしれない。
それからマリアが登場すると会場が静まり返る。
男性は胸を手に当て、女性はカーテシーをして頭を下げている。
マリアはその力のこともあってか、聖女や女神として崇められているそうだ。
彼女が動く度にレースがひらりひらりと揺れて、本当に女神が降臨したようだ。
このドレスを纏っているマリアの姿をリーズに見せたら泣いて喜ぶだろう。
彼女の予言という力がこの国にとって特別なものだとわかる。
マリアは国王と共にゆっくりと椅子に腰掛けてから会場を見渡した。
それからある一点を見て、わずかに眉を寄せる。
シルヴィーもさりげなくマリアと同じ方向に視線を送る。
会場の端、そこには堂々と立っているミリアムと子爵夫人の姿があった。
レンログ子爵家が苦しいとは話に聞いていたが嘘のようだ。
むしろ以前のドレスよりも豪華に見える。
(どこからそんなお金を……? 領民たちは大丈夫なの?)