【完結】売られた令嬢は最後の夜にヤリ逃げしました〜平和に子育てしていると、迎えに来たのは激重王子様でした〜
「…………伝わってますよ」


シルヴィーはアデラールの唇に触れるだけのキスをする。
彼のライトブルーの瞳が大きく見開かれた。


「まさかシルヴィーからキスをしてくれるなんて……もう一回してくれないかな?」

「恥ずかしいから嫌です」

「シルヴィー、お願い」

「かわいく言ってもだめです」

「うっ……」


落ち込むアデラールを見てかホレスが駆け寄ってくる。


「けんかはだめっ……!」

「ホレス、ごめんね。喧嘩はしていないわ」

「シルヴィーはホレスに甘いんだよ」

「当たり前です」


シルヴィーはホレスを抱きしめて頬にキスをする。
するとホレスもお返しだと言わんばかりにシルヴィーの頬に唇を寄せた。


「母上、だいすき」

「わたしも愛してるわ!」


ホレスは満面の笑みを浮かべた。
その後にアデラールの頬にもキスをしたホレスは満足したのかエマとジェームズの元へと戻っていく。


「ねぇ、シルヴィー。僕には?」

「ふふっ、あなたは子どもみたいね」

「こんな姿は君にだけだよ」

「……知っているわ」


アデラールはシルヴィーに覆い被さるようにして抱きしめた。
シルヴィーも彼に身を預けながら幸せを噛み締める。


「わたしを選んでくれてありがとう、アデラール様」


振り返り、シルヴィーは彼の唇にキスをする。


「かわいいなぁ……絶対に逃さないから」

「~~~~っ!?」


何倍にもなって返ってくる愛情に毎回たじたじである。


「君のいない人生なんて考えられないよ。幸せにするから、ずっと僕のそばにいてね」

「……はい」

「あとお酒は……」

「あなたの前でしか飲まないわ」

「ははっ、そうしてくれ」




end
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