【完結】売られた令嬢は最後の夜にヤリ逃げしました〜平和に子育てしていると、迎えに来たのは激重王子様でした〜
(な、なにがあったらこんな格好に……もしかしてこの方がラディング侯爵を倒してくれたのかしら?)
しかしラディング侯爵の腕。縄でガチガチに縛られている。
見覚えのある綺麗な結び目。それを見たシルヴィーは嫌な予感を覚えたためサッと視線を逸らす。
それよりも今すぐにドレスを着なければと、シルヴィーは辺りを見回して自分のドレスを引っ張り上げる。
下半身の鈍痛には気づかないふりをして、着てきたドレスを適当に着用して、近くにあった鏡で髪を整える。
ふとすぐ近くに青年がつけていた全顔を隠す仮面が目に入り、自分がしてしまったことに後悔が込み上げる。
(お酒なんて飲まなきゃよかったわ……!)
シルヴィーはベッドを降りるが、ラディング侯爵も青年もまだ目を覚さない。
引っ掻き傷や噛み跡だらけの背中を見つつ申し訳なくなり、シルヴィーは深々と頭を下げる。
「……本当にごめんなさい」
謝罪の言葉を言うとピクリと彼の体が動いたような気がした。
彼の瞼が開いたのと同時にシルヴィーは背を向けて勢いよく走り出す。
「──待ってくれ!」
青年の呼び止める声が聞こえたが、なんとか部屋の外へ。
すると扉の前で柔らかい何かを蹴り飛ばしてしまった。
戸惑いから足をどかして下を向くと、ガラの悪い男性たちが山のように積み上がっている。
しかしラディング侯爵の腕。縄でガチガチに縛られている。
見覚えのある綺麗な結び目。それを見たシルヴィーは嫌な予感を覚えたためサッと視線を逸らす。
それよりも今すぐにドレスを着なければと、シルヴィーは辺りを見回して自分のドレスを引っ張り上げる。
下半身の鈍痛には気づかないふりをして、着てきたドレスを適当に着用して、近くにあった鏡で髪を整える。
ふとすぐ近くに青年がつけていた全顔を隠す仮面が目に入り、自分がしてしまったことに後悔が込み上げる。
(お酒なんて飲まなきゃよかったわ……!)
シルヴィーはベッドを降りるが、ラディング侯爵も青年もまだ目を覚さない。
引っ掻き傷や噛み跡だらけの背中を見つつ申し訳なくなり、シルヴィーは深々と頭を下げる。
「……本当にごめんなさい」
謝罪の言葉を言うとピクリと彼の体が動いたような気がした。
彼の瞼が開いたのと同時にシルヴィーは背を向けて勢いよく走り出す。
「──待ってくれ!」
青年の呼び止める声が聞こえたが、なんとか部屋の外へ。
すると扉の前で柔らかい何かを蹴り飛ばしてしまった。
戸惑いから足をどかして下を向くと、ガラの悪い男性たちが山のように積み上がっている。