【完結】売られた令嬢は最後の夜にヤリ逃げしました〜平和に子育てしていると、迎えに来たのは激重王子様でした〜
そもそも魔法はこの国を作ったシュマイディトという女神によって与えられた力だといわれていた。
強大な力は争いを招き、国を崩壊させてしまうため王家の血を引く貴族たちだけ。
魔法を持たない者と結ばれれば、血が薄まりその力は消えてしまう。
そうやってこの国はバランスを保っていた。

大災害に備えて、王家に産まれたものは魔法の腕を磨き続けなければならない。
恐らくアデラールの代には旱魃か水害などの大災害が起こる可能性が高いということだろう。

それに次世代に必要な魔法属性が生まれるように相手も女神が選ぶという。
まるで運命に導かれるように父と母も出会ったと聞いた。
母は風属性の魔法を使う。アデラールは父の属性を引き継いだ。

アデラールは魔法の力も歴代の中でももっと大きいといわれていた。
大体は六歳くらいで魔法の属性がわかるのだが、力が大きいほど早く目覚めるそうだ。
四歳で水魔法を使いこなしていたアデラールは幼い頃から厳しい教育を受けてきたのだが……。
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