【完結】売られた令嬢は最後の夜にヤリ逃げしました〜平和に子育てしていると、迎えに来たのは激重王子様でした〜
ホレスを妊娠中に社交界は随分と長い間、混乱していたそうだ。
あの夜会はラディング侯爵によって開かれたもので、大金と引き換えに娘をもらっていたそうだ。
やはりシルヴィーもそうだったのだろう。
それに関わった貴族たちは降爵や領地の剥奪など処罰を受けた。
その中にはレンログ伯爵家も含まれているそうだ。

元ラディング侯爵は処刑。無理やり妻にされた女性も解放されたそうだ。
シルヴィーも酒癖が悪くなければ、今までの女性たちのようになっていたのかもしれないと思うとゾッとする。
今だけは自分の酒癖の悪さに感謝するばかりだ。
それにあの時から、どんなに誘われても一滴とお酒は飲んでいない。

レンログ伯爵家含め、貴族たちの悪事を止めて一気に膿みを出したのが、この国の王太子であるアデラール・デ・シュマイディトだ。
彼の評価は元々高かったのだが、この件でさらに国内外からの評価をあげた。
レンログ伯爵もシルヴィーが手元にいれば言い訳もできただろうが、逃げ出した後、娘を売ったという醜聞はつきまとう。
それといつのまにかシルヴィーが義母とミリアムに虐げられていた事実も露呈していた。
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