【完結】売られた令嬢は最後の夜にヤリ逃げしました〜平和に子育てしていると、迎えに来たのは激重王子様でした〜
基本的に屋敷から出てパーティーやお茶会に参加することを許されなかったため、友人と呼べる令嬢もいなかった。
そんな話をしても、誰も信じないかと思いきや窮地に陥った隙を狙ったからのように今までの父や義母、ミリアムに恨みを持っていたであろう貴族たちが彼らを追い詰めていったそう。

今、王都では元ラディング伯爵に関わっていく貴族たちが落ちぶれていく様をおもしろおかしく書いている情報が常に回っている。
それと同時に彼らの肩身は狭くなり、つけを払うことになっているそうだ。

元レンログ伯爵家……今は子爵家になってしまったそうだが、領地も半分ほどは王家の管轄へ。
大量の借金は少しずつ返しているそうだが、これからどうなっていくのかはまだわからない。

(……あの人たちがどうなろうと、もうわたしには関係ないわ)

シルヴィーは新しい人生を歩んでいる。二度とあの場所に戻ることはない。

初めてのことばかりで混乱する中、店の仲間たちや母が何もかも初めてなシルヴィーを支えてくれた。
子どもがいる女性たちも多く、妊娠中から出産まで困ることはなかった。
今では母と共に協力しながらホレスを育てながら働いている。

シルヴィーが休みの日は店で働いている女性たちの子どもの面倒を見たりと支え合いながら生きていた。
貴族の令嬢として生きていた時よりもずっと伸び伸びと暮らせている。
それにホレスのかわいらしさにメロメロだった。
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