鬼上司のバニーガール ~部長、あなたが撫でているのは愛兎ではなくあなたの部下です~
二人で軽い雑談をしながら部屋を出る。そうして向かった先は、給湯室でも社食でもなく廊下の先にある自販機。午後四時と休憩には微妙な時間だからか、ほかには誰もいない。
ホットレモンと微糖のコーヒーをそれぞれ購入すると、二人は部署に戻るでもなく、その場で早速飲み始めた。
「ほっ。あったかくておいしい」
「よかった。落ち着いたみたいだね。牧野ちゃん、さっき部長のこと考えてたでしょ」
ピタリと言い当てられ、恥ずかしさから軽く首をすくめる。
「……私、そんなにわかりやすいですか? 自分ではそこまで顔に出してるつもりはないんですけど……」
眉間を擦りながら、しょぼくれてつぶやく。孝仁だけでなく篠田にもわかるなら、よほど顔に出ているのかもしれない。
「顔に出るのは嫌なの?」
「なんだか子供みたいじゃないですか……」
表情を取り繕えないなど、立派な大人とは言えない。社会人としてなんだか情けないと項垂れて落ち込む。
そんな梢を見て、篠田はおかしそうに笑っている。
「大丈夫、大丈夫。そこまでじゃないから。ほら、私は牧野ちゃんと普段からよく話すでしょ? それでわかる部分が大きいと思う。子供っぽいとまではいかないよ」
「だったら、いいんですけど……」
「本当に大丈夫。表情豊かな牧野ちゃんは魅力的だから、自信持って!」
ストレートに褒められると照れくさいが、中々に嬉しいものだ。
「それは褒めすぎですよ。にやけちゃうじゃないですか」
「だから、それが牧野ちゃんの魅力なんだって」
「ふふ、そうですか? 篠田さんもすごく魅力的ですよ。気遣い上手で、優しいところが。あと仕事ができるところも!」
二人して褒め合えば、自然と笑みがこぼれる。篠田も「そうでしょ?」と言いながら、とても嬉しそうだ。
ホットレモンと微糖のコーヒーをそれぞれ購入すると、二人は部署に戻るでもなく、その場で早速飲み始めた。
「ほっ。あったかくておいしい」
「よかった。落ち着いたみたいだね。牧野ちゃん、さっき部長のこと考えてたでしょ」
ピタリと言い当てられ、恥ずかしさから軽く首をすくめる。
「……私、そんなにわかりやすいですか? 自分ではそこまで顔に出してるつもりはないんですけど……」
眉間を擦りながら、しょぼくれてつぶやく。孝仁だけでなく篠田にもわかるなら、よほど顔に出ているのかもしれない。
「顔に出るのは嫌なの?」
「なんだか子供みたいじゃないですか……」
表情を取り繕えないなど、立派な大人とは言えない。社会人としてなんだか情けないと項垂れて落ち込む。
そんな梢を見て、篠田はおかしそうに笑っている。
「大丈夫、大丈夫。そこまでじゃないから。ほら、私は牧野ちゃんと普段からよく話すでしょ? それでわかる部分が大きいと思う。子供っぽいとまではいかないよ」
「だったら、いいんですけど……」
「本当に大丈夫。表情豊かな牧野ちゃんは魅力的だから、自信持って!」
ストレートに褒められると照れくさいが、中々に嬉しいものだ。
「それは褒めすぎですよ。にやけちゃうじゃないですか」
「だから、それが牧野ちゃんの魅力なんだって」
「ふふ、そうですか? 篠田さんもすごく魅力的ですよ。気遣い上手で、優しいところが。あと仕事ができるところも!」
二人して褒め合えば、自然と笑みがこぼれる。篠田も「そうでしょ?」と言いながら、とても嬉しそうだ。