鬼上司のバニーガール ~部長、あなたが撫でているのは愛兎ではなくあなたの部下です~
「篠田さーん! 聞いてくださいよ!」
「なに、なに? また部長に無理難題でも言われた?」
首が取れるのではないかというくらい強く頷く。
「そうなんです。部長に課題を出されたんですけど……あの人、企画を十本も考えろって言うんですよ!」
「ん? 企画?」
「はい、企画です……」
「牧野ちゃんが企画を考えるの?」
篠田は不思議そうな顔をしている。きっとマーケティング部の人間が企画を考えるという状況を疑問に思ったのだろう。
やはり自分の感覚は正常だったのだと少しばかり安堵する。
「やっぱりそういう反応になりますよね!? マーケティング部なのにどうしてって思いますよね!?」
「まあ、そうね。不思議には思うかな。他社だったらわからないけど、RIFLAはマーケティング部で企画関連の業務は担ってないしね。販促対応が主だから」
「ですよね!?」
「部長はなにか理由は言ってたの?」
「うーん、横断的に企画を立てる仕組みを作りたい、みたいなことを言ってましたかね」
「なるほどね、そういう理由か」
篠田はふむふむと頷いている。
「えっ、それで納得しちゃうんですか?」
「納得というか、意図はわかるから。要は、いろんな視点から企画のアイデアを集めたいってことでしょ?」
「うーん、まあ確かに、そういう意図かもしれないですけど……そうだとしても、私が企画を考えるのは変じゃないですか? 企画を考えた経験なんてないですし、マーケティング部としての経験も浅いのに」
マーケティング部の人間が企画を考えるにしても、まずは経験豊富な人にやってもらうべきだ。そうでないと今後の参考にならない。
たとえ課題だったとしても、梢がやるのなら、もう少しベースができてからの方がいいのではないだろうか。
梢は心底納得がいかないと唇を尖らせて訴える。
「なに、なに? また部長に無理難題でも言われた?」
首が取れるのではないかというくらい強く頷く。
「そうなんです。部長に課題を出されたんですけど……あの人、企画を十本も考えろって言うんですよ!」
「ん? 企画?」
「はい、企画です……」
「牧野ちゃんが企画を考えるの?」
篠田は不思議そうな顔をしている。きっとマーケティング部の人間が企画を考えるという状況を疑問に思ったのだろう。
やはり自分の感覚は正常だったのだと少しばかり安堵する。
「やっぱりそういう反応になりますよね!? マーケティング部なのにどうしてって思いますよね!?」
「まあ、そうね。不思議には思うかな。他社だったらわからないけど、RIFLAはマーケティング部で企画関連の業務は担ってないしね。販促対応が主だから」
「ですよね!?」
「部長はなにか理由は言ってたの?」
「うーん、横断的に企画を立てる仕組みを作りたい、みたいなことを言ってましたかね」
「なるほどね、そういう理由か」
篠田はふむふむと頷いている。
「えっ、それで納得しちゃうんですか?」
「納得というか、意図はわかるから。要は、いろんな視点から企画のアイデアを集めたいってことでしょ?」
「うーん、まあ確かに、そういう意図かもしれないですけど……そうだとしても、私が企画を考えるのは変じゃないですか? 企画を考えた経験なんてないですし、マーケティング部としての経験も浅いのに」
マーケティング部の人間が企画を考えるにしても、まずは経験豊富な人にやってもらうべきだ。そうでないと今後の参考にならない。
たとえ課題だったとしても、梢がやるのなら、もう少しベースができてからの方がいいのではないだろうか。
梢は心底納得がいかないと唇を尖らせて訴える。