鬼上司のバニーガール ~部長、あなたが撫でているのは愛兎ではなくあなたの部下です~
「なあ、これ、あれだろ。宮沢に惚れてるんじゃないか?」
「ああ、そっちか。なるほどな。どっちにしろ面倒くさいな」
なにと比べての『そっち』なのだろうか。彼ら二人の間では意思疎通が図れているようだが、梢にはさっぱりわからない。
(いやいや、なんの話? ぶ、部長に惚れてるとか……私が『そっち』なわけないでしょうが……今はまだ!)
最後の言葉が心変わりの兆しを表しているが、梢自身はもちろんそのことに気づいていない。
「あのっ、部長に惚れてるとかそういう話じゃ――」
「ああ、そういうの興味ないんでいいです。それより、訂正とか言ってましたけど、ただの事実ですよ。俺ら以外にも同じこと言ってるやつ、たくさんいますから。火のない所に煙は立たないって言うでしょう。顔がいいから騙されてるんだろけど、目を覚ました方がいいですよ」
「なっ、顔は関係ありません。こっちはあの顔で毎日すごまれてるんですからね!」
「は?」
つり目の彼も、たれ目の彼も、変なものを見る目でこちらを見てくる。自分で振り返ってみても、なにを言いたかったのかよくわからない。
「ああ、そっちか。なるほどな。どっちにしろ面倒くさいな」
なにと比べての『そっち』なのだろうか。彼ら二人の間では意思疎通が図れているようだが、梢にはさっぱりわからない。
(いやいや、なんの話? ぶ、部長に惚れてるとか……私が『そっち』なわけないでしょうが……今はまだ!)
最後の言葉が心変わりの兆しを表しているが、梢自身はもちろんそのことに気づいていない。
「あのっ、部長に惚れてるとかそういう話じゃ――」
「ああ、そういうの興味ないんでいいです。それより、訂正とか言ってましたけど、ただの事実ですよ。俺ら以外にも同じこと言ってるやつ、たくさんいますから。火のない所に煙は立たないって言うでしょう。顔がいいから騙されてるんだろけど、目を覚ました方がいいですよ」
「なっ、顔は関係ありません。こっちはあの顔で毎日すごまれてるんですからね!」
「は?」
つり目の彼も、たれ目の彼も、変なものを見る目でこちらを見てくる。自分で振り返ってみても、なにを言いたかったのかよくわからない。