鬼上司のバニーガール ~部長、あなたが撫でているのは愛兎ではなくあなたの部下です~
「今の発言、取り消してください!」
先ほどの会話をしていたであろう男性二人が同時にこちらに視線を向ける。どちらの顔にも見覚えはない。一人はつり目で、もう一人はたれ目と対照的な目元をしているが、どちらの顔にも似たような下品な笑みが浮かんでいた。
今はその笑みをひそめ、戸惑い顔で互いと梢とを交互に見ている。
「おい、お前の知り合いか?」
「いや、俺も知らねえよ。なんかヤバそうだから、関わらない方がいい。さっさと退散しようぜ」
ヤバい者呼ばわりとはひどい。どう考えてもヤバいのはこの二人だ。
「待ってください。ちゃんと訂正してください。宮沢部長はあなた方が言うような人ではありません。部下を操るなんてこと、絶対にしません」
少なくとも仕事に対してはとても誠実な人だとわかっている。卑怯な手は絶対に使わない。そもそも部下を操るよりも、孝仁自身が動いた方がよほど早く物事が進むはずだ。傀儡にするなど、ただ手間なだけだろう。
梢が仁王立ちになって自分の意見を主張する一方、目の前の二人はなにやらこそこそと話し合っている。
先ほどの会話をしていたであろう男性二人が同時にこちらに視線を向ける。どちらの顔にも見覚えはない。一人はつり目で、もう一人はたれ目と対照的な目元をしているが、どちらの顔にも似たような下品な笑みが浮かんでいた。
今はその笑みをひそめ、戸惑い顔で互いと梢とを交互に見ている。
「おい、お前の知り合いか?」
「いや、俺も知らねえよ。なんかヤバそうだから、関わらない方がいい。さっさと退散しようぜ」
ヤバい者呼ばわりとはひどい。どう考えてもヤバいのはこの二人だ。
「待ってください。ちゃんと訂正してください。宮沢部長はあなた方が言うような人ではありません。部下を操るなんてこと、絶対にしません」
少なくとも仕事に対してはとても誠実な人だとわかっている。卑怯な手は絶対に使わない。そもそも部下を操るよりも、孝仁自身が動いた方がよほど早く物事が進むはずだ。傀儡にするなど、ただ手間なだけだろう。
梢が仁王立ちになって自分の意見を主張する一方、目の前の二人はなにやらこそこそと話し合っている。