鬼上司のバニーガール ~部長、あなたが撫でているのは愛兎ではなくあなたの部下です~
「疑う余地もないな。私に操られているなら、毎度不満そうな目をするはずがない」
「えっ!?」

 慌てて自分の目を手で覆って隠す。確かに不満に思っていたことはあるが、そう頻繁に態度に出していたつもりはなかった。

「おい、今隠したところで、なんの意味もないぞ」

 それはそうだ。今は不満の目を向けていなかったのだから。

 それでも手を外すことはできなくて、指の間からちらっと様子を窺う。

「まったく、先ほどもいろいろと不満が漏れていたな。正論を振りかざしている、だったか?」
「えっ、いや、その……すみません」

 はっきりと自分の言葉を繰り返されると申し訳が立たない。謝罪の言葉とともに、がばっと頭を下げる。
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