鬼上司のバニーガール ~部長、あなたが撫でているのは愛兎ではなくあなたの部下です~
「牧野。そんな隅にいては見えないだろ。もう少し近くに来なさい」
ここまで入っておいて言うことではないかもしれないが、見知らぬ人がいては動物は落ち着かないかもしれない。梢はできる限り気配を断って、隅の方に立っている。
「でも、私が近づいたら、スイちゃんを怖がらせてしまいませんか?」
「そのときは下がってもらう。まあ、この様子なら大丈夫だろう」
「じゃ、じゃあ」
スイを怖がらせないよう慎重に距離を縮める。細心の注意を払い、そーっと近づくが、すぐに梢の気配を察したようだ。スイはその場をぴょんぴょんと動き回るが、またすぐに孝仁のところへと戻った。
孝仁の隣に座ってスイを眺める。麦色の美しい毛並みに、キラキラ光る瞳、そして、うさぎにしては小ぶりの耳。そのすべてがかわいい。
「本当にかわいいですね。結構小さい気がするんですが、まだ子供ですか?」
「いや、大人だ。そういう品種なんだ。これ以上は大きくならない。小さな耳もこの種の特徴だな。ネザーランドドワーフという」
「ネザーランドドワーフ。聞いたことあるような気がします」
うさぎの品種には詳しくないが、名前は耳にした記憶がある。メジャーな品種なのだろう。とても愛くるしい見た目だから、ペットとして人気なのかもしれない。
ここまで入っておいて言うことではないかもしれないが、見知らぬ人がいては動物は落ち着かないかもしれない。梢はできる限り気配を断って、隅の方に立っている。
「でも、私が近づいたら、スイちゃんを怖がらせてしまいませんか?」
「そのときは下がってもらう。まあ、この様子なら大丈夫だろう」
「じゃ、じゃあ」
スイを怖がらせないよう慎重に距離を縮める。細心の注意を払い、そーっと近づくが、すぐに梢の気配を察したようだ。スイはその場をぴょんぴょんと動き回るが、またすぐに孝仁のところへと戻った。
孝仁の隣に座ってスイを眺める。麦色の美しい毛並みに、キラキラ光る瞳、そして、うさぎにしては小ぶりの耳。そのすべてがかわいい。
「本当にかわいいですね。結構小さい気がするんですが、まだ子供ですか?」
「いや、大人だ。そういう品種なんだ。これ以上は大きくならない。小さな耳もこの種の特徴だな。ネザーランドドワーフという」
「ネザーランドドワーフ。聞いたことあるような気がします」
うさぎの品種には詳しくないが、名前は耳にした記憶がある。メジャーな品種なのだろう。とても愛くるしい見た目だから、ペットとして人気なのかもしれない。