至上最幸の恋
「あ、こちらも召し上がってください」
紙皿にシフォンケーキがのせられた。まるで生き物のように、フルフルと動いている。
「すげぇフワフワしてんな、これ」
「はい、張り切ってメレンゲを泡立てました!」
菓子作りのことはよく分からないが、そこそこ力がいるものだと聞いたことがある。
この細腕で、懸命に作ってくれたのだろう。ありがたく頂戴しないとな。
焼き色と切り口のコントラストがいい。そして焼きむらや気泡もなく均一で美しい……と、ついつい見た目を観察してしまうのは、悪い癖だな。素直に味わおう。
「お、ウマい」
口に入れた瞬間、反射的に感想が出た。
若い女性が作る焼き菓子は甘ったるいものばかりかと思っていたが、このシフォンケーキもクッキーも、オレにとって食べやすい味だ。
「よかったぁ。お好みが分からないので、どのくらい甘くすればいいのか悩んだのですが……」
安堵の笑みを見せて、エリサもシフォンケーキを食べ始めた。彼女のひと口は、オレの半分くらいだな。
「甘すぎるのは苦手だからな。これぐらいがちょうどいいよ」
「はい、覚えましたわ!」
覚えたところで、今後この経験を活かす場面があるとは思えないがな。一体、どこまで本気なのだろうか。
紙皿にシフォンケーキがのせられた。まるで生き物のように、フルフルと動いている。
「すげぇフワフワしてんな、これ」
「はい、張り切ってメレンゲを泡立てました!」
菓子作りのことはよく分からないが、そこそこ力がいるものだと聞いたことがある。
この細腕で、懸命に作ってくれたのだろう。ありがたく頂戴しないとな。
焼き色と切り口のコントラストがいい。そして焼きむらや気泡もなく均一で美しい……と、ついつい見た目を観察してしまうのは、悪い癖だな。素直に味わおう。
「お、ウマい」
口に入れた瞬間、反射的に感想が出た。
若い女性が作る焼き菓子は甘ったるいものばかりかと思っていたが、このシフォンケーキもクッキーも、オレにとって食べやすい味だ。
「よかったぁ。お好みが分からないので、どのくらい甘くすればいいのか悩んだのですが……」
安堵の笑みを見せて、エリサもシフォンケーキを食べ始めた。彼女のひと口は、オレの半分くらいだな。
「甘すぎるのは苦手だからな。これぐらいがちょうどいいよ」
「はい、覚えましたわ!」
覚えたところで、今後この経験を活かす場面があるとは思えないがな。一体、どこまで本気なのだろうか。