至上最幸の恋
中学生のときに東山魁夷の風景画と出会い、すっかり魅了された。そこから日本画の道に進み、現在に至っている。
「瑛士さんの描いた風景画、観てみたいです」
「写真ならあるけど」
「本当ですか!」
オレの前に回り込んで、エリサが顔を寄せてきた。身長差が5cmほどしかないので、本当に距離が近い。
間近で見ると、実に透き通った綺麗な瞳をしている。吸い寄せられそうで、少し怖いな。
写真は確か、手帳に挟んでいたはずだ。旅先で名刺代わりになることもあるので、いつも数枚は持ってきている。
念のため、トートバッグの中に手帳が入っているのを確認した。
「今日も持ってきているから、あとで見せてやろうか」
「はい、ぜひ!」
エリサは上機嫌で、跳ねるように歩き始めた。幼い子どもみたいに無邪気だな。
一緒に歩くのは初めてだが、なんとなく足が軽い気がする。これも、彼女の魔法なのか。
「こちらのお店は、チョコレートが美味しいんですよ。あとあちらは、お寿司が食べられますよ」
エリサのガイドは、食べ物ばかりだ。昨日作ってきたクッキーの量も多かったし、食べるのが好きなのかもしれない。
「着きました、こちらです」
そうこうしているうちに、目的のカフェに到着した。どうやら老舗らしく、店構えから気品に溢れている。
「瑛士さんの描いた風景画、観てみたいです」
「写真ならあるけど」
「本当ですか!」
オレの前に回り込んで、エリサが顔を寄せてきた。身長差が5cmほどしかないので、本当に距離が近い。
間近で見ると、実に透き通った綺麗な瞳をしている。吸い寄せられそうで、少し怖いな。
写真は確か、手帳に挟んでいたはずだ。旅先で名刺代わりになることもあるので、いつも数枚は持ってきている。
念のため、トートバッグの中に手帳が入っているのを確認した。
「今日も持ってきているから、あとで見せてやろうか」
「はい、ぜひ!」
エリサは上機嫌で、跳ねるように歩き始めた。幼い子どもみたいに無邪気だな。
一緒に歩くのは初めてだが、なんとなく足が軽い気がする。これも、彼女の魔法なのか。
「こちらのお店は、チョコレートが美味しいんですよ。あとあちらは、お寿司が食べられますよ」
エリサのガイドは、食べ物ばかりだ。昨日作ってきたクッキーの量も多かったし、食べるのが好きなのかもしれない。
「着きました、こちらです」
そうこうしているうちに、目的のカフェに到着した。どうやら老舗らしく、店構えから気品に溢れている。