至上最幸の恋
なんだかんだで毎日会うことになってしまったが、長時間一緒に過ごしても飽きそうにない。それどころか、いろいろな発見がありそうだ。
未知の感覚と出会えそうな高揚感を抱きながら宿へ戻ると、案の定、ラウロの質問攻めにあったのは言うまでもない。帰り際に贈り物を渡したことについては、褒められたが。
そして翌日。いつものように朝から街を歩き、写真を撮り、適当な場所でスケッチをしたあと市立公園へ向かった。
ベンチに座って、空を見上げる。今日は雲ひとつなく、澄み渡っていた。
「瑛士さん!」
エリサが駆け寄ってきた。夕焼けのような茜色のワンピースが、明るい笑顔を引き立たせている。
今日も両手にカゴを持っているが、またなにか作ってきたのだろうか。
「また大荷物だな」
「ええ。お紅茶には、お茶菓子が必要ですから。今日はココアクッキーだけですが」
「このカゴ全部がクッキーなのか?」
「はい! 包みもあるので、残ったらぜひお持ち帰りください」
そう言われて、ラウロにも分けてやろうかと一瞬思ったが、やはりやめた。全部、オレがいただくことにする。
「えっと……こちらに立っていればよろしいでしょうか?」
カゴをベンチに置いたあと、エリサはオレの前に立った。指先まで真っすぐ、直立している。
未知の感覚と出会えそうな高揚感を抱きながら宿へ戻ると、案の定、ラウロの質問攻めにあったのは言うまでもない。帰り際に贈り物を渡したことについては、褒められたが。
そして翌日。いつものように朝から街を歩き、写真を撮り、適当な場所でスケッチをしたあと市立公園へ向かった。
ベンチに座って、空を見上げる。今日は雲ひとつなく、澄み渡っていた。
「瑛士さん!」
エリサが駆け寄ってきた。夕焼けのような茜色のワンピースが、明るい笑顔を引き立たせている。
今日も両手にカゴを持っているが、またなにか作ってきたのだろうか。
「また大荷物だな」
「ええ。お紅茶には、お茶菓子が必要ですから。今日はココアクッキーだけですが」
「このカゴ全部がクッキーなのか?」
「はい! 包みもあるので、残ったらぜひお持ち帰りください」
そう言われて、ラウロにも分けてやろうかと一瞬思ったが、やはりやめた。全部、オレがいただくことにする。
「えっと……こちらに立っていればよろしいでしょうか?」
カゴをベンチに置いたあと、エリサはオレの前に立った。指先まで真っすぐ、直立している。