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表示を見るとママからだ。

椅子に座って、とりあえず英語で出る

「はい。ママ?どうしたの?」

「ひなー元気にしてる?あのねー?えーとこのまま英語で言ったほうがいいわよね」

「あーそうね。お願い」

「エリナ、妹がね。カフェ始めるのよ。9月にね。それで宣伝用にひなの写真使いたいって、いいわよね?かわいい娘の写真だから私はいいんだけど、ジェイが本人に聞きなって」

「あーそういうことね。えー、嫌なんだけど」

「ほら、だから本人に聞いた方がよかっただろ?ひな嫌ならハッキリ言った方がいいぞ」

「ちょっとー、今は私が話してるの!ジェイスは静かにしてて」

夫婦でワイワイ騒いでいる

「あんたたち写真は送ってくれるって?」

とのフィンランド語が聞こえる。

この声はママの妹さんだな

料理が並べられ始めてお酒が置かれる目の前の様子を見つつ、電話に集中する

どうやら叔母さんが話をするらしい

フィンランド語ゆっくりしゃべってくれないと聞き取れないんだよね

「はいー、ひなちゃん?ママの妹のエリナよ!覚えてるかしらー?」

早口だなー。けっこう聞き取るのに苦労する。もうちょっとゆっくりしゃべってもらおうフィンランド語で話す

「はい、こんにちは叔母様お久しぶりです。覚えていますよ。もう少しゆっくりしゃべってもらいたいんです。お願いできますか?」

「あらこれは失礼!いいわよ!えーと私、英語できないから、こっちの言葉でお願いね。それで本題なんだけど、私のカフェ9月から始めるのよ。それでね、ひなちゃんの写真がほしいなぁって。ひなちゃんとってもかわいいじゃない。お顔が整ってるから。こっちのカメラマンにとってもらうのもいいし...の写真でもいいけど」

「ちょっとまって、何の写真でもいいって言いました?」

スウェーデン語で知らない単語が出てきてテンパる

すぐママの声でフォローが入る

「昔の写真でもいいって小さい頃の写真でもいいってことよね?うん。そうみたいよ...は昔って意味よ」

英語助かる!

「あー昔ね。わかった。ありがとう。えーと叔母様、私、今の姿はあんまり好きじゃないから小さい時の写真なら使っていいですよ、カフェが一年ごとに大きくなるのに合わせて写真の姿も大きくなるとか良くないですか?」

「あらそれいいわね!そうするわ!いいアイデアね!小さい頃からキレイな顔してたものねぇ。そうするわ。アウロラひなちゃんの小さい頃の写真あるかしら?」

「もちろんあるわよ日本にいっぱいあるわあ、ひな今年の夏休みはお仕事どうなのよ?時間あるなら1ヶ月くらい親戚に顔出しに行かない?お姉ちゃんもこっちで待ってるわよ」

「えー、1ヶ月そっちにいくの?」

「あ、ひなアメリカにも来ないか?一週間でいい。お爺さんが会いたがっててなぁ。今年は顔だしてないだろ?家族で遊びにいこう」

「じゃあついでに日本にもいく?1ヶ月あれば親戚のところ回れるでしょ?あ!リンお帰りなさい。ひなと電話してるのよ...」

「え!ひな!久しぶり!おねぇだよー!わー!嬉しい!」

日本語が聞こえてくる

「久しぶりおねぇちゃんも元気?」

「元気!げんき!あのねー」

陵と遥眞が料理を並べ終えて2人とも正面の椅子に座って様子を見ている

長電話だからねぇ。ごめんねぇ

「え、私はいいけど、ひなはお仕事あるでしょ?難しいんじゃない?」

「あ、大丈夫8月ならまだ空けても
らえるし1ヶ月くらいなら何とかなるよ」

「じゃあ決定ねえ!今から観光名所見ておかないと!ひな洞窟興味ある?こっちにすごいキレイなところがあるのよー!皆でいきましょ!パパ車一番大きいのね!あそこ遠いから」

「わかったよ」

「じゃあ身体には気を付けるのよ!フィンランドに一週間、次がアメリカ、仙台で浜松でいいわよね!じゃ、また連絡するわ」

一方的に電話が切れる

事が決まると行動が速まる。
ママらしいな返事する余裕なかったけど

少し疲れてしまい息を吐く

「お疲れさん。ほな食べよか」

3人でいただきますをしてから食べ始める
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