この夜の意味〜声にできない恋を隠したら、完全無欠な御曹司の本気スイッチ入りました〜(旧:RISKY〜不敵な御曹司との恋は避けるべき〜)
力を取り戻した彼の指先は、緩み切った私の指先にぴったりとはめるように近づいてきて、ギュッと手を繋ぎ合わせる。
そのまま私を見上げながら、彼の舌は熟れた頂まで伸び、乱れさせるように左右にチロチロと弄んできた。
その一点に伝わる刺激は瞬く間に全身に走り、言葉にならない声がシャワールームに響き渡る。今は、その声だけが私の本音を伝えられるたった一つの手段だから。
「っ…ん……あ、っ…!」
その声によって彼の押さえつけていた欲望がすべて解放され、口いっぱいに差し出された頂を含んで、貪るように味わってくる。
まるでお預けを食らった獣のように。本当にこのまま目の前の猛獣に食べられてしまいそうだ。彼の温かな口内に初めて包まれた頂は、肉厚な舌先を跳ね返すくらい硬くピンと尖っている。
こんなに私の体に昂ってくれるなら、もっと早く、私を求めていてくれていたら良かったのに。そうすれば私はもっと長く、もっと深く、この夢を見続けていられたのだろうか。
いや、違う。私はいますぐそこに終わりが見えるから、こうやって彼に全てを差し出せている。もう後のことを考えても、行き着く先は変わらないから。だから、私は狂った。
何も知らない彼は、私たちにこれからがあるように、「また」があるように、私の良いところを覚えようと、ずっと目から視線を逸らさない。
「見てみなよ。今の自分の顔」
薄らと霧のかかった鏡に映るのは、眉間に皺が寄り、口元もだらしなく緩んだ、ひどい顔だ。でも、彼にどう見られるとか、そんなのは、もうどうだって良い。どうせこれから先、彼の記憶からこの瞬間は消えていくのだから。
「これが、心の奥底から僕を求めて、求めて、欲しくてたまらないって顔だよ」
だからそんな鏡に映る私じゃなくて、今日くらいは目の前の、本当の私を焼き付けてほしい。
彼の赤く染まった頬を撫でるように見せかけて、鏡に向けられた目線をこちらへと強引に戻す。でも彼はそれを形のままに受け入れて、嬉しそうに微笑んでくれる。
そう、いくら嘘に嘘を重ねても、この気持ちだけは偽りではない。今はその事実をどんなことがあっても揺るぎないくらいに刻みつけたくて、息が続くかぎり長く長く、彼に口づける。
「っ…ん、はぁ…っ……それ以上は、ほんとに、やめて.....君を壊すのは違う、絶対に違うから.......」
「私、そんな柔じゃないですよ......」
違う、今にも心は壊れそうだ。いや、もう壊れているかもしれない。また私は彼の前で嘘を吐いた。もうこれ以上、要らない嘘は増やしたくないのに。
でも心だけ壊れているから、こんなにも複雑なのだとしたら……いっそのこと身体ごと壊してくれたら、私だって気持ちに整理がつくのかもしれない。
彼はそんな思考をすべて見透かしたように、眉を下げて私を憐れんだ表情で見上げてくる。
「なんだかんだ一人で背負いがちなところあるからね、君は。あのときも、黙ってたでしょ。経験ない、って」
「っ…それは……」
「それは?あのときの僕は、まだ君の奥底に触れていい存在じゃ、なかったから......?」
私が明らかに肩を落とすと、それを慰めるように、しっとりと濡れた剥き出しの背中にきつく腕を回し、火照った耳朶に熟れた唇を当てながら直接脳内に語りかけてくる。
「でも、今はもう違うって。そういうことだよね?」
そのまま私を見上げながら、彼の舌は熟れた頂まで伸び、乱れさせるように左右にチロチロと弄んできた。
その一点に伝わる刺激は瞬く間に全身に走り、言葉にならない声がシャワールームに響き渡る。今は、その声だけが私の本音を伝えられるたった一つの手段だから。
「っ…ん……あ、っ…!」
その声によって彼の押さえつけていた欲望がすべて解放され、口いっぱいに差し出された頂を含んで、貪るように味わってくる。
まるでお預けを食らった獣のように。本当にこのまま目の前の猛獣に食べられてしまいそうだ。彼の温かな口内に初めて包まれた頂は、肉厚な舌先を跳ね返すくらい硬くピンと尖っている。
こんなに私の体に昂ってくれるなら、もっと早く、私を求めていてくれていたら良かったのに。そうすれば私はもっと長く、もっと深く、この夢を見続けていられたのだろうか。
いや、違う。私はいますぐそこに終わりが見えるから、こうやって彼に全てを差し出せている。もう後のことを考えても、行き着く先は変わらないから。だから、私は狂った。
何も知らない彼は、私たちにこれからがあるように、「また」があるように、私の良いところを覚えようと、ずっと目から視線を逸らさない。
「見てみなよ。今の自分の顔」
薄らと霧のかかった鏡に映るのは、眉間に皺が寄り、口元もだらしなく緩んだ、ひどい顔だ。でも、彼にどう見られるとか、そんなのは、もうどうだって良い。どうせこれから先、彼の記憶からこの瞬間は消えていくのだから。
「これが、心の奥底から僕を求めて、求めて、欲しくてたまらないって顔だよ」
だからそんな鏡に映る私じゃなくて、今日くらいは目の前の、本当の私を焼き付けてほしい。
彼の赤く染まった頬を撫でるように見せかけて、鏡に向けられた目線をこちらへと強引に戻す。でも彼はそれを形のままに受け入れて、嬉しそうに微笑んでくれる。
そう、いくら嘘に嘘を重ねても、この気持ちだけは偽りではない。今はその事実をどんなことがあっても揺るぎないくらいに刻みつけたくて、息が続くかぎり長く長く、彼に口づける。
「っ…ん、はぁ…っ……それ以上は、ほんとに、やめて.....君を壊すのは違う、絶対に違うから.......」
「私、そんな柔じゃないですよ......」
違う、今にも心は壊れそうだ。いや、もう壊れているかもしれない。また私は彼の前で嘘を吐いた。もうこれ以上、要らない嘘は増やしたくないのに。
でも心だけ壊れているから、こんなにも複雑なのだとしたら……いっそのこと身体ごと壊してくれたら、私だって気持ちに整理がつくのかもしれない。
彼はそんな思考をすべて見透かしたように、眉を下げて私を憐れんだ表情で見上げてくる。
「なんだかんだ一人で背負いがちなところあるからね、君は。あのときも、黙ってたでしょ。経験ない、って」
「っ…それは……」
「それは?あのときの僕は、まだ君の奥底に触れていい存在じゃ、なかったから......?」
私が明らかに肩を落とすと、それを慰めるように、しっとりと濡れた剥き出しの背中にきつく腕を回し、火照った耳朶に熟れた唇を当てながら直接脳内に語りかけてくる。
「でも、今はもう違うって。そういうことだよね?」