雨宮さん家の大型犬〜飼い主は最愛のわんこを何時でも愛でていたい〜

もしかして、誰かとまた昔みたいに喧嘩でもしてるの?

とか。

もしかしたら、何かがあったのかもしれない。

なんて、胸がザワザワと落ち着かなかった。

と、気が気じゃないのに。


それなのに。


がちゃん!


「あこちゃーん!ただいまっ!ご、ごめんね、遅くなっちゃって…」

「しーちゃん?!おかえり!遅かったね?心配しちゃった。何かあったの?」

そう、ただ思った事を言葉にした私に。

しーちゃんは、目を彼方此方に泳がせてから、なんだか、ゴニョゴニョと言葉を濁す。

「…や!そんな事より、あこちゃんってば、保健室に居たとか!先に帰っちゃうとか!なんで、言ってくれなかったのー?」

と、質問を質問で返して来やがった。

そこで、女の勘がピンっと働く。


「しーちゃん…今まで誰といたの?」

「…えっと…その…」


少しだけ俯いて、なんとか言葉を掻き集めようとしてるしーちゃんに、私は痺れを切らして口火を切った。

「遠藤さんか…ふぅん?」

「っ!や、あの…それは…桜雅…あー…っと遠藤が、まだここら辺に慣れてないからって、言うから…」

「あっそ。で、こんな時間まで二人でいた訳だ?ま、いいや。取り敢えず、シチュー作ってあるから。勝手に食べて。お休み。あ、今日は体調悪いから、私自分の部屋に行くね」


ぱたん
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