恋を知らない侯爵令嬢は裏切りの婚約者と婚約解消し、辺境地セカンドライフで溺愛される
容易に想像がつく可愛い顔を浮かべながら、無意識にため息をこぼしていた。
危険が予測されるところに、向かわせられるわけがない。
「俺に遠慮なんてらしくないな。気にするな」
「爵位を継ぐと、こうも身動きが取れないとはと思っている」
「お前の場合、枷はお姫さんだろう。本当に好奇心旺盛だよな」
「そこがリリーの魅力だが、危険な場所には行かせたくないのが本音だ」
「そりゃそうだろう。俺だって、嫁さんがついてくるって言い出したら全力で止めるよ」
苦笑するレスターに頷き、報告書を机に伏せた。立ち上がり、壁にかかる大きな額縁の前に移動してそれを眺めた。描かれているのは、このクラレンス辺境伯領の地図だ。
アデルノアはこの屋敷から一日足らずで向かうことができる。前回、リリーを連れていったときは近隣の村に一泊した。
もしも、アデルノアの遺跡が活動期に入ったとなれば、きちんと管理しなければスタンビートが起きかねない。そうなれば、多くの領民に被害が出る。
「レスター、本当に助かる……今はカーラの側にいてやりたいだろうに」
危険が予測されるところに、向かわせられるわけがない。
「俺に遠慮なんてらしくないな。気にするな」
「爵位を継ぐと、こうも身動きが取れないとはと思っている」
「お前の場合、枷はお姫さんだろう。本当に好奇心旺盛だよな」
「そこがリリーの魅力だが、危険な場所には行かせたくないのが本音だ」
「そりゃそうだろう。俺だって、嫁さんがついてくるって言い出したら全力で止めるよ」
苦笑するレスターに頷き、報告書を机に伏せた。立ち上がり、壁にかかる大きな額縁の前に移動してそれを眺めた。描かれているのは、このクラレンス辺境伯領の地図だ。
アデルノアはこの屋敷から一日足らずで向かうことができる。前回、リリーを連れていったときは近隣の村に一泊した。
もしも、アデルノアの遺跡が活動期に入ったとなれば、きちんと管理しなければスタンビートが起きかねない。そうなれば、多くの領民に被害が出る。
「レスター、本当に助かる……今はカーラの側にいてやりたいだろうに」