恋を知らない侯爵令嬢は裏切りの婚約者と婚約解消し、辺境地セカンドライフで溺愛される
「左様です。領主様を欺く意図はございませんでしたが、これが、直に伝えたかった真意にございます」
アルフレッドは眉間にしわを寄せると、長老を真っすぐに見据えた。
「しかし、今は魔物が集まっている。やはり、魔物を引き寄せる塔なのではないか?」
「いいえ。遠ざけるものにございます。今までとは異なる現象で、我らも困惑しております」
首をゆるく振った長老を見て、アルフレッドは深く息をついた。
「アルフレッド、魔核が変質することはないの?」
「変質……できなくはないですが」
少し唸るように呟いたアルフレッドは口元を押さえて考え出した。
できなくはない、という言葉が引っ掛かる。もしかして、アルフレッドは自然に変質をしたとは考えていないのかしら。……誰かが関わっているの?
真剣な横顔を見つめていると、長老が「乙女の呪いでしょうか」と静かに問いかけた。
「……呪い?」
「生贄となった乙女の恨みや悲しみが魔核に蓄積し、ゆっくりと変質したのであれば我らは甘んじて受け入れるしかないのでしょう」
淡々とした長老の言葉に胸が痛んだ。
アルフレッドは眉間にしわを寄せると、長老を真っすぐに見据えた。
「しかし、今は魔物が集まっている。やはり、魔物を引き寄せる塔なのではないか?」
「いいえ。遠ざけるものにございます。今までとは異なる現象で、我らも困惑しております」
首をゆるく振った長老を見て、アルフレッドは深く息をついた。
「アルフレッド、魔核が変質することはないの?」
「変質……できなくはないですが」
少し唸るように呟いたアルフレッドは口元を押さえて考え出した。
できなくはない、という言葉が引っ掛かる。もしかして、アルフレッドは自然に変質をしたとは考えていないのかしら。……誰かが関わっているの?
真剣な横顔を見つめていると、長老が「乙女の呪いでしょうか」と静かに問いかけた。
「……呪い?」
「生贄となった乙女の恨みや悲しみが魔核に蓄積し、ゆっくりと変質したのであれば我らは甘んじて受け入れるしかないのでしょう」
淡々とした長老の言葉に胸が痛んだ。