恋を知らない侯爵令嬢は裏切りの婚約者と婚約解消し、辺境地セカンドライフで溺愛される
「当然です。リリーの待つ屋敷に危害が加わりでもしたら」
「だったらその時は、私も一緒に行くわよ」
「また無茶なことを……」
ため息をついたアルフレッドが、突然、私の身体を抱き上げた。地下道を進んだ時と同じく横抱きにされ、そのままベッドまで連れていかれる。
優しくベッドに降ろされ、私を見下ろすその顔を見つめた。
「今日のこと、まだ怒っているの?」
「ええ、怒っています」
私の頬にかかった髪を払ったアルフレッドは顔を近づけると、耳元で「キスをしていいのでしょ?」と尋ねた。
塔の幻影に近づく前、とっさに口走ったことを思い出した。
あの時は、とにかくアルフレッドに止められる隙を与えちゃダメだと思って、必死だったのよね。でも、こうして改めて訊かれると恥ずかしくなる。
鼓動が速くなり、身体も熱くなっている。こんな状態でキスなんてされたらと想像すると、恥ずかしさでどうにかなりそうだった。
「……お屋敷に戻ってからでは、ダメ?」
お願いすれば、わかってくれるだろう。そう思ったのに、耳元で「ダメです」と甘く囁かれた。
「だったらその時は、私も一緒に行くわよ」
「また無茶なことを……」
ため息をついたアルフレッドが、突然、私の身体を抱き上げた。地下道を進んだ時と同じく横抱きにされ、そのままベッドまで連れていかれる。
優しくベッドに降ろされ、私を見下ろすその顔を見つめた。
「今日のこと、まだ怒っているの?」
「ええ、怒っています」
私の頬にかかった髪を払ったアルフレッドは顔を近づけると、耳元で「キスをしていいのでしょ?」と尋ねた。
塔の幻影に近づく前、とっさに口走ったことを思い出した。
あの時は、とにかくアルフレッドに止められる隙を与えちゃダメだと思って、必死だったのよね。でも、こうして改めて訊かれると恥ずかしくなる。
鼓動が速くなり、身体も熱くなっている。こんな状態でキスなんてされたらと想像すると、恥ずかしさでどうにかなりそうだった。
「……お屋敷に戻ってからでは、ダメ?」
お願いすれば、わかってくれるだろう。そう思ったのに、耳元で「ダメです」と甘く囁かれた。