恋を知らない侯爵令嬢は裏切りの婚約者と婚約解消し、辺境地セカンドライフで溺愛される
「リリー、貴女は部屋で休んでいなさい」
「で、ですが、お姉様……」
「アルフレッド。至急、お父様とお母様にご連絡を」
「……お姉様、あの」
私も同席した方が良いのではと思い、立ち上がろうとした。だけど、どうしてか足に力が入らず、腰を上げることすら出来なかった。
「大丈夫です、リリー。何も心配することはないわ。アルフレッド、リリーを休ませてあげて」
「かしこまりました」
スカーレットお姉様の表情は、毅然としたロスリーヴ侯爵夫人のものだった。つい今しがた、恋物語の話題で顔をほころばせていた乙女の片鱗は一つすらない。
お姉様が部屋を去られたあと、重たい身体をソファーに横たえると、アルフレッドがブランケットを持ってきてくれた。
肩にかけられたブランケットを引き上げると、アルフレッドはすぐ側で床に膝をつく。
「で、ですが、お姉様……」
「アルフレッド。至急、お父様とお母様にご連絡を」
「……お姉様、あの」
私も同席した方が良いのではと思い、立ち上がろうとした。だけど、どうしてか足に力が入らず、腰を上げることすら出来なかった。
「大丈夫です、リリー。何も心配することはないわ。アルフレッド、リリーを休ませてあげて」
「かしこまりました」
スカーレットお姉様の表情は、毅然としたロスリーヴ侯爵夫人のものだった。つい今しがた、恋物語の話題で顔をほころばせていた乙女の片鱗は一つすらない。
お姉様が部屋を去られたあと、重たい身体をソファーに横たえると、アルフレッドがブランケットを持ってきてくれた。
肩にかけられたブランケットを引き上げると、アルフレッドはすぐ側で床に膝をつく。