恋を知らない侯爵令嬢は裏切りの婚約者と婚約解消し、辺境地セカンドライフで溺愛される
◇
フェリクス様とダイアナの逢瀬を目撃した日から、二人は次第に周囲の目を気にしなくなった。
仲の良い姿を見せつけられるのが辛くて、一度、どういったご関係か尋ねもした。
だけど、フェリクス様は「親しい友人だ。疑うのか?」と侮蔑の眼差しを私に向けられた。
私が二人の会瀬を目撃していると、これっぽっちも疑わないのかしら。
ぎくしゃくとする私たちを見て、周囲のご令嬢たちは心配して声をかけてくれた。中には、フェリクス様やダイアナを悪くいう方もいたわ。
婚約者を悪くいわないで下さいね。お二人は委員会が一緒ですし、お話が合うこともあるのでしょう。──フェリクス様を庇えば庇うほど、同情の眼差しが私に向けられた。
だけど、優しい同情だけでは終わらなかった。
リリーステラは「階級が下の婚約者」の手綱を握ることも出来ない気の弱い侯爵令嬢だと、いつしか陰でからかう者が現れてしまった。
フェリクス様とダイアナの逢瀬を目撃した日から、二人は次第に周囲の目を気にしなくなった。
仲の良い姿を見せつけられるのが辛くて、一度、どういったご関係か尋ねもした。
だけど、フェリクス様は「親しい友人だ。疑うのか?」と侮蔑の眼差しを私に向けられた。
私が二人の会瀬を目撃していると、これっぽっちも疑わないのかしら。
ぎくしゃくとする私たちを見て、周囲のご令嬢たちは心配して声をかけてくれた。中には、フェリクス様やダイアナを悪くいう方もいたわ。
婚約者を悪くいわないで下さいね。お二人は委員会が一緒ですし、お話が合うこともあるのでしょう。──フェリクス様を庇えば庇うほど、同情の眼差しが私に向けられた。
だけど、優しい同情だけでは終わらなかった。
リリーステラは「階級が下の婚約者」の手綱を握ることも出来ない気の弱い侯爵令嬢だと、いつしか陰でからかう者が現れてしまった。