座敷牢令嬢は今日も謎を解く
「大丈夫よ。田中にはもう慣れているから」
「そうですか。それなら話は進めやすいですね」
田中はニッコリと微笑むと背後から薄い冊子を取り出した。
それは糸で縫い合わせて製本されたわら半紙だった。
「これをどうぞ」
差し出されてキヨは一瞬とまどい、おずおずと両手を伸ばして冊子を受け取った。
ざらりとした感触が指先に伝わる。
「今回の事件はなかなか難しかったんじゃないですか? なにせ、犯人が出入りするすきはどこにもなかったのですから」
「えぇ。だから幽霊の存在を本気で考える必要があったの」
それでまさか、本当に幽霊がいるなんて思ってもみなかったけれど。
「そうですか。それなら話は進めやすいですね」
田中はニッコリと微笑むと背後から薄い冊子を取り出した。
それは糸で縫い合わせて製本されたわら半紙だった。
「これをどうぞ」
差し出されてキヨは一瞬とまどい、おずおずと両手を伸ばして冊子を受け取った。
ざらりとした感触が指先に伝わる。
「今回の事件はなかなか難しかったんじゃないですか? なにせ、犯人が出入りするすきはどこにもなかったのですから」
「えぇ。だから幽霊の存在を本気で考える必要があったの」
それでまさか、本当に幽霊がいるなんて思ってもみなかったけれど。