座敷牢令嬢は今日も謎を解く
「それで、それにはなんて書かれていたんですか?」
ようやくトミが自分の武勇伝を披露するのに満足したのか、次に進んだ。
「簡単に言えばこの家の事業を脅すようなことが書かれているわね。菅原料亭を爆破するって」
「ば、爆破!?」

トミが悲鳴を上げて後ずさりをする。
壁まで下がってしゃがみ込み、ブルブルと震えだしてしまった。
「料亭はここから離れているから大丈夫よ」
そう言われてようやく安心したように元の場所へ戻ってきた。

「料亭を爆破する怪文書が家に届いた。不思議ではないのかもしれないけれど、なんだか引っかかるわね」
「わたし、殺されちゃうんですか?」
< 90 / 206 >

この作品をシェア

pagetop