兄の結婚式で久しぶりに会った初恋の人と0日婚ということでお願いします
5話 パートナーとして…
ホテルに到着するとたくさんの人がいて香穂理は驚いた。
コートと服を入れていた大きなバッグを預けて会場で受付をして中へ入った。
隅の方で待っていよう…一応廉さんにLINEを入れて香穂理は待っていた。
知らない人だらけなのは覚悟の上だけどこの人達は渡瀬建設に関わってる人達だからいずれ自分とも関わる事が何パーセントかであっても可能性は0ではない、堂々としてなきゃ…
しばらくすると渡瀬建設の70周年パーティーが始まった。
廉さんからはもう少し待っててと返事がきていた。
立食形式で食べ物は自由に食べる事が出来る。
テレビで見たことがあるアナウンサーさんが司会を務めていて、社長の挨拶が始まる。
あの人が廉さんのお父様なんだ…
隣にいる人がお兄様かな、廉さんとは似てない感じ、でも優しそう…
「香穂理ちゃん」
廉さんとやっと会うことが出来た。
「ごめん、退屈だったろう」
「大丈夫よ、色々ホテルの構造とかも人とかも見てたし、勉強になる」
「なるほど、勉強か(笑)」
「廉さん、何か食べる?持ってこようか?」
「何も食べてないんだ、一緒に食べようか」
「はーい(笑)」
2人はお寿司のコーナーにやってきた。
「渡瀬くん」
「あっ、本日はありがとうございます」
香穂理は廉の後ろに回りお寿司の列に並んだ。
廉さん、大変だなぁ…
香穂理はお寿司を二人前握ってもらい、会場後方に置いてあるテーブルに置いて座った。
すると廉は香穂理を見つけて寄って来た。
「ごめん、ごめん」
「大丈夫よ、食べよ」
「うん、あっ、飲み物持ってこようか、アルコール飲む?」
「まだ…ご家族にお会いしてからにする」
「じゃあ、食べたら行こうか…あのさ…」
「うん?」
「その…ヘアメイク、爽平に頼んでよかった…似合うよ」
少し照れながらきちんと伝えてくれた。
「ありがとう、ねぇ、廉さんも入ったことがない個室に入れてもらったんだよ(笑)」
「えっ、いいなぁ、VIP対応だな、さすがカリスマ美容師だ」
「廉さん…私にそんなお金かけなくていいよ~でもカリスマ美容師か、納得かも」
お寿司を食べながら香穂理は笑っていた。