兄の結婚式で久しぶりに会った初恋の人と0日婚ということでお願いします
香穂理は廉さんの後ろをついていき、廉さんが渡してくれたシャンパンを乾杯!と合わせて2人で飲んだ。
「香穂理ちゃん、ローストビーフとかも食べる?デザートもあるよ」
「うん、食べる食べる」
廉さんが食べ物を持ってきてくれて2人で食べていると前から綺麗な女性を連れた男の人がやってきていたのを見つけると
「待ってて」と廉さんは立ち上がり挨拶をしに行ってしまった。
香穂理はローストビーフを口に持っていくと女性からの視線を感じて目が合ってしまった。
完全に嫉妬の目だった。
香穂理は知らない~とすぐに視線を落として二枚目のローストビーフに手をつける。
「美味し!」
やっぱり廉さんはかっこいいもんな、お近づきになりたいのもわかるけどね、私が先に出合っちゃいました。
ご両親と会って緊張が解けた香穂理は次は天ぷらとミニハンバーグを取りに行き、また椅子に戻った。
あっ、また違う女性を紹介されてる~
廉さんも食べるかな…また何か持ってこようかなと席を立つとお盆にたくさんお椀を置いて配っている女性に声をかけられた。
「いかがですか?」
「ありがとうございます…あっ、やっぱりすみません、蕎麦アレルギーなんで」
「そう、いいのよ、他の物をたくさん食べてね」
「はい」
その女性は廉さんに声をかけていて廉さんはお蕎麦を受け取っていた。
何か話しているようで…廉さんとその女性は香穂理を見た。
「ん?」と首をかしげると廉さんが戻ってきた。
「やっと戻れた」
廉さんはお蕎麦を食べていた。
「何か急にバタバタと来たね」
「まあ、社長、副社長、専務、俺だからな、仕方ないよ」
廉さんは副社長はお父様の従兄弟で、専務がお兄様と話してくれた。
「そして、このお蕎麦を配っていたのが兄貴の奥さんだ」
「えっ、そうだったの?ドレスを着てたのに何で配っているんだろうと思ってた」
「だよな(笑)でも丁度途切れて助かったよ」
「せっかく持ってきてくれたから廉さんの分を貰おうと思ったんだけど正直にアレルギーだからって言った」
「それは全然構わないよ、もしかして渡したかなと思って見ただけ」