兄の結婚式で久しぶりに会った初恋の人と0日婚ということでお願いします
6話 引っ越し準備

マンションに帰った香穂理は化粧を落としシャワーを浴びてすぐにベッドに横になった。

「あー、疲れた」

慣れないヒールとドレスで家に帰ってくると流石に疲れていたようだ。

スマホを開くと廉さんから家に着いたかのLINEが送られていてマナーモードにしていた香穂理はシャワーしてましたと送り返した。

優しいなぁ…廉さんと結婚する人は幸せだろうな、でも私がここに居て、もし廉さんに結婚したい相手が出来たら私は廉さんの事を忘れられるのかな……

そんな事を考えながら香穂理は深い眠りについた。


次の日、香穂理が起きて部屋を出るとまだ廉さんは帰っていないようで香穂理は冷蔵庫を開けてヨーグルトを食べた。

どうしよっかなぁ…

向こうの家に行って片付けようかな、先の事を考えてたって仕方ない、一緒に居てもいいって言ってくれたから引っ越しを進めよう。

香穂理はスーツケースを持ち、自分の家に戻った。



香穂理はスマホの電話の音で目が覚めた。

どうやら片付け途中に休憩をしたら寝てしまっていたようだ。

「もしもし」

「香穂理ちゃん、どこ?」

「家です」

「帰ったら居ないから」

「あっ、私の借りてる方の家です、片付けようと思って」

「あー!そっちの家な(笑)」

「はい(笑)」

「俺、これからちょっと飲みに行くんだけど」

「あっ、じゃあ今日は片付けがてらこっちに泊まります」

「わかった、じゃあこっちに持ってくるものとかまとめておいてな」

「はーい」

電話を切りスマホの時計を見ると夕方の6時だった。

「寝すぎたかな?廉さん、LINEもくれてたんだ」

心配してくれる人がいるということはちゃんと連絡もしなきゃね

よし!片付け、片付け

ワンルームだけど服とか小物を整理していると元彼の私物も出てきた。

どうしよう…勝手に捨てていいのかな…

同棲まではしてなかった関係だがコーヒーショップのバイト先からは私の家の方が近くて、よく家に来ていたからダンボールに入れてみた。

連絡しなきゃいけないか…はぁ…
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