兄の結婚式で久しぶりに会った初恋の人と0日婚ということでお願いします
歩いてマンションに帰ってくると先に香穂理を入れ自分は後ろを警戒して入るし、警備員さんにもいつも挨拶をするし、エレベーターとか色々がレディファーストな廉さんをスパダリと言わずには…と香穂理は思った。
荷物を香穂理の部屋に運ぶと廉さんの部屋にお邪魔する事に…
「すっごーい!」
沢山の建築関係の本が本棚に入っていた。
「やっぱり相当勉強しなきゃダメだしな」
「うん、そうだね、頑張りたい、借りてもいい?」
「もちろん(笑)わからなかったらいつでも聞いて」
「はい、ありがとう廉さん」
夕方まで勉強すると香穂理は部屋に戻った。
そして夕方、廉さんが大きめのエコバッグを持って香穂理の部屋にやって来た。
「香穂理ちゃん、ちょっと出かけないか?」
「廉さん、お買い物ですか?」
「いや、香穂理ちゃんの前のバイト先のコーヒーショップ」
「ん?」
「これにあのダンボールの中身を入れ替えてバイト先で渡そうよ」
「え〜、どういう事です?」
「この荷物を取りに来るって事はここに元彼が来るって事だろ?」
「まぁ、でも待ち合わせしてもいいですし」
「このダンボールを持って歩くのは嫌でしょ、だからこれに入れて渡せばいいかなと」
「それは…うん…じゃあ入れてみます」
ダンボールの中身は全部袋に入った。
「行こうか」
「えっ、でも勤務時間知らないんですよ」
「じゃあ、確認してみて」
「あ、はい」
香穂理は電話を入れてみた。
「…出ませんね」
「じゃあ、折り返し来たら店に持っていくって伝えておいて、俺はちょっとコンビニに行ってくる」
「はい」
廉はそう言うと香穂理の部屋から出ていった。
廉さん、いきなりどうしたんだろう…
とりあえず彰良からの折り返しを香穂理は待った。
「はぁ、俺は何をしてるんだ…」
コンビニに行くと家を出たものの特に買うものはなくコンビニを通り過ぎた。
結局いつも利用するスーパーでエコバッグを買い、食材を買い込み詰めていく。
「…これってもしかしてヤキモチか?」