兄の結婚式で久しぶりに会った初恋の人と0日婚ということでお願いします
「香穂理、廉の事が好きなら素直に言えばいい……結果はどうあれ廉は答えてくれるよ、それに由奈ちゃんとは終わってるんだから」
「だって…ぐずっ…このままなら廉さんのお金を目当てに結婚するみたいで…それに…廉さんの気持ちを知っちゃったら…何か…うっ、うぇ〜ん」
「香穂理…」
香穂理は達矢に抱きついた。
「わかった、香穂理が院に行くお金は俺が出す!それなら廉と遠慮なく過ごせるだろ?」
「お兄ちゃん…ちゃんと働いて返すね」
「あぁ、気にするな、俺も香穂理が建築士になってくれたら嬉しいしな、まだまだ道のりは長いぞ」
香穂理は涙を拭って頷いた。
「そろそろ帰るな、また相談に乗るから」
「うん」
達矢はリビングに戻った。
「達矢、香穂理ちゃんは…」
「うん、大丈夫だ、きっと食べ過ぎたんだろう」
「昨日の会席料理でアレルギーとかあったのかな、一応蕎麦アレルギーは店主に伝えたんだが…救急病院に連れていった方がいいかな」
廉は心配でウロウロし始めた。
「落ち着け、熱とかはないみたいだから、香穂理が体調悪いときはな、桃缶を買ってくればいいんだ、機嫌がよくなる、知らなかっただろう(笑)俺らもう帰るから駅まで送れ、んで帰りに桃缶買って帰るんだ」
「わかった、東京駅でいいのか?」
「あぁ」
廉は香穂理の部屋の前で
「達矢達を東京駅まで送ってくる」と伝えた。
駅に着くと
「ありがとう、廉、香穂理を頼むな、夜に電話する」
「ん?夜?わかった、また遊びに来いよな」
達矢を送り廉はスーパーで桃缶を5個買って帰ったのだった。