兄の結婚式で久しぶりに会った初恋の人と0日婚ということでお願いします
有紗さん曰く5年ごとにパーティーはあるらしい。
前回はお兄様と結婚したばかりでやっぱり不安だったそうだ。
パーティーが始まりお父様のご挨拶も終わり会場は賑やかになった。
有紗さんと乾杯をして渡瀬家の事について話していた。
「有紗さんはお兄様とどうやって出会ったんですか?」
「普通に友達の紹介よ、私は会社名を聞いても全く知らなくて未知の世界だったの、主人は足が悪いのは知ってるわよね」
「はい、でも理由まではまだ…お正月に杖をついてびっこをひいていたことしかわからないです」
「廉くんにその事は聞かなかったの?」
「はい、特に何も、その方の事情はそれぞれですし」
「そう言ってくれると嬉しいわ、障害があるってだけで避ける人はたくさんいるから」
「でも有紗さんだって避けなかったから結婚したんですよね?」
「まあね(笑)」
「私も同じです、廉さんの事はまだまだ知らなくて(笑)」
「有紗」
お兄様がやってきた。
「こんばんは、籍を入れたそうだね」
「はい、よろしくお願いします」
「こちらこそ、有紗行こう」
またねと有紗さんはお兄様について行った。
お兄様…やっぱりお酒を飲まなかったらちゃんとしてる(笑)
廉さんは…
香穂理はキョロキョロと探していた。
あそこに囲まれているのは廉さんだ。
行った方がいいのかな。
少しずつ近づいて行ってみると目が合った。
「香穂理ちゃん、こっち」
呼ばれたので行ってみると同じ部署の方々で結婚した事を聞かれていたようだ。
側により頭を下げた。
「妻の香穂理です、よろしくお願いします」
「若くないか?いくつ?」
「こら女性に歳を聞くな」
みなさんで色々と話していて香穂理は笑顔で聞いているだけだ。
廉さんはやっぱり会社でも人気者なんだ。
「えっ、マジかよ、今日入籍?」
「そうだよ、だから今日はまっすぐ帰らせてくれよ(笑)」
「仕方ないなあ、終わったら同期で飲みに行こうと思ってたのに」
「あっ、こいつら同期なんだ」
香穂理に説明をした。
「奥さん、今度同期でお祝いさせてください」
「あ、はい、ありがとうございます」
香穂理は頭を下げた。
「どうぞ?お酒は飲めるかしら」
香穂理に話しかけてきたショートカットの背の高い綺麗な女性がいた。
「ありがとうございます、いただきます」