兄の結婚式で久しぶりに会った初恋の人と0日婚ということでお願いします
「はい、優しいです」
「年の差あったら可愛がってくれそう」
うんうんと頷いていた。
もう少しすると余興とかあるから楽しんでねと言われ秘書課達から離れた。
いい人達だった。
本当女性もたくさん働いているんだなぁ
トイレに行こうとフロアを出ると廉さんとさっきの小林さんが話していた。
「私の気持ちには応えてくれなかったんですね…」
「すまない」
「私を振るなんて後悔しますよ」
そういうと色気たっぷりに廉さんに体を密着させていく。
「君のアピールの仕方は俺には間違いだったかな、胸を強調したり体を触ってきたりは好みじゃないんだ、俺は何かに一生懸命な女性が好みでね、でもパーティーの準備の時は凄く一生懸命で助かったよ、ありがとう」
そう言うと小林さんは頭を下げて行ってしまった。
廉さんが振り向くと香穂理は目が合ってしまった。
「あの、トイレに…聞くつもりは全然なくて…」
「ん、構わないよ、よくあることだ」
「よくあるんだ(笑)優しい断り方だね」
「同じ会社は気を使うんだよ(笑)」
「でた!気使いのスパダリ(笑)」
「もう、スパダリはいいよ…これからは疲れたら香穂理ちゃんに癒してもらうからな」
「はーい、あっトイレ、トイレ」
「中にいるからな」
「わかった〜」
香穂理は少し早歩きでトイレに向かうとさっきの小林さんが化粧直しをしていた。
「あ〜あ、何で私みたいな女が選ばれずにこんな子供が課長と一緒になるなんて意外だわ」
「どうしてでしょうね、私から見ても小林さんは美人でスタイルもよくて羨ましいです」
「ふん、わかってるじゃない」
「ただ、廉さんが求めてるものとは違っただけの事だと思います」
「そう…じゃああなたは何に一生懸命なの?」
「私は1級建築士になって皆が楽しめるテーマパークを作る事です!」
香穂理は堂々と言い放った。
「ハハッ、壮大ね、まあ、きっとそういう事なのね、あーあ、またいい男でも探そうかな、じゃあね」
小林さんはトイレから出ていった。
中に戻ると廉さんが見つけてくれてビンゴカードを渡してくれた。
「ビンゴ!久しぶりかも」
「景品もいいから当たりたいよな」
「楽しみ」
しばらくすると
「廉さん…当たった!」
「マジか、手を上げろ」
「はーい」
香穂理はステージに立つと何名かの当たりを出した人達と並んだ。
ボックスにボールがはいっておりその番号の景品が渡されるというわけだ。