Existence *
料理がコースごとに運ばれ、美咲は美味しそうに口に運んでいた。
長い髪がかからないようにと綺麗なサラサラした髪を後ろへ束ねた瞬間に見えたピアス。
そして首元には俺があげたネックレスが輝いていた。
未だつけてくれてるって事に安堵する。
「向こうでさ、ちゃんと食べてた?」
「うん。3食自炊してたよ」
「なにそれ。すげぇ健康食じゃん」
「そうなの。初めはさ、慣れない土地だし時間に追われててファーストフードで済ませてたら太っちゃって」
苦笑いする美咲は困ったように俺に笑みを向ける。
「太ったって言ってもなんも昔と変わってねぇけど」
「いや、今よりも凄く太って痩せるのに大変だったの。朝はウオーキングして後はプール」
「なにそれ」
「朝の空気が気持ちよくてさ、歩くのも苦にならないくらいだったの。で、プールからはさ凄く綺麗な海見えんの。そこでボーっとして泳いでの繰り返し」
「それは毎日?」
「うん、ほぼ毎日かな。学校行ってバイトして、何もない日はプールして、あとは色々旅に出た」
「バイトって何してたん?」
「カフェと家庭教師と通訳」
「はい?3つもしてたんかよ。そこは昔と変わってねぇのな」
クスクス笑う俺に美咲もつられて苦笑いを漏らす。
ほんと、すげぇな。
俺からすると、ほんと考えられねぇわ。
「でも楽しかったよ。カフェは空いてる時間に行ってたって感じ。どれも楽しいって思えるバイトだった」
「そう。良かったな。他はどこ行った?」
「えー…いっぱい行ったよ。シドニーでしょ、ケアンズに、パースにメルボルンとか。あ、メルボルンのフィリップ島で野生のペンギン見たよ」
「ペンギン?」
「そう。めっちゃ可愛いの。もうチョコチョコ歩いて香恋ちゃんみたいに可愛いの」
「いやー…」
美咲が興奮して言ってくるけど、また香恋とは違うような気がした。
確かに香恋は可愛い。
可愛いけど、美咲が思ってる可愛さとはまた違うような気がする。
昨日会ったみたいにあんな大人しくねぇっつーの。
長い髪がかからないようにと綺麗なサラサラした髪を後ろへ束ねた瞬間に見えたピアス。
そして首元には俺があげたネックレスが輝いていた。
未だつけてくれてるって事に安堵する。
「向こうでさ、ちゃんと食べてた?」
「うん。3食自炊してたよ」
「なにそれ。すげぇ健康食じゃん」
「そうなの。初めはさ、慣れない土地だし時間に追われててファーストフードで済ませてたら太っちゃって」
苦笑いする美咲は困ったように俺に笑みを向ける。
「太ったって言ってもなんも昔と変わってねぇけど」
「いや、今よりも凄く太って痩せるのに大変だったの。朝はウオーキングして後はプール」
「なにそれ」
「朝の空気が気持ちよくてさ、歩くのも苦にならないくらいだったの。で、プールからはさ凄く綺麗な海見えんの。そこでボーっとして泳いでの繰り返し」
「それは毎日?」
「うん、ほぼ毎日かな。学校行ってバイトして、何もない日はプールして、あとは色々旅に出た」
「バイトって何してたん?」
「カフェと家庭教師と通訳」
「はい?3つもしてたんかよ。そこは昔と変わってねぇのな」
クスクス笑う俺に美咲もつられて苦笑いを漏らす。
ほんと、すげぇな。
俺からすると、ほんと考えられねぇわ。
「でも楽しかったよ。カフェは空いてる時間に行ってたって感じ。どれも楽しいって思えるバイトだった」
「そう。良かったな。他はどこ行った?」
「えー…いっぱい行ったよ。シドニーでしょ、ケアンズに、パースにメルボルンとか。あ、メルボルンのフィリップ島で野生のペンギン見たよ」
「ペンギン?」
「そう。めっちゃ可愛いの。もうチョコチョコ歩いて香恋ちゃんみたいに可愛いの」
「いやー…」
美咲が興奮して言ってくるけど、また香恋とは違うような気がした。
確かに香恋は可愛い。
可愛いけど、美咲が思ってる可愛さとはまた違うような気がする。
昨日会ったみたいにあんな大人しくねぇっつーの。