花に溺れ恋に純情~僕様同期御曹司の愛が私を捕らえて離さない~
さっきまで川瀬さんと言っていたのに。いつ、花呼びが定着したのだろう。
二十五時。普通の人間ならば、眠っている時間だ。
「どうした? 眠れない?」
電話越しに聞く恋生の声はあまりにも優しかった。「……ごめん、間違えて通話押しちゃった……」
「そっか。じゃ、話そ?」
「恋生……」この部屋には新たな仲間たちが加わった。愛してやまない、スィリの服がこんもりと。この夏はファッションを楽しめそうだ。
「なんかね。今日あまりに楽しかったから……つい。ちょっと寂しくなっちゃった」
「すぐ行く」真夜中なのに。恋生の口調には迷いがない。「俺も会いたい。すぐ行くから、ちょっとだけ待ってて」
御曹司様は自分でリムジンを運転してうちのアパート前に乗り付けた。真夜中だというのに、電話越しに小さく叫んで――はーな。アパートからパジャマ姿のまま飛び出した私は驚いた。
タキシード姿の恋生が、薔薇の大きな花束を抱えて、私に手を振っていた。
映画のヒロインになった気分だった。
恋生は、かんかん鳴るアパートの階段をあがると、お姫様抱っこで私を運んで――それから。
二十五時。普通の人間ならば、眠っている時間だ。
「どうした? 眠れない?」
電話越しに聞く恋生の声はあまりにも優しかった。「……ごめん、間違えて通話押しちゃった……」
「そっか。じゃ、話そ?」
「恋生……」この部屋には新たな仲間たちが加わった。愛してやまない、スィリの服がこんもりと。この夏はファッションを楽しめそうだ。
「なんかね。今日あまりに楽しかったから……つい。ちょっと寂しくなっちゃった」
「すぐ行く」真夜中なのに。恋生の口調には迷いがない。「俺も会いたい。すぐ行くから、ちょっとだけ待ってて」
御曹司様は自分でリムジンを運転してうちのアパート前に乗り付けた。真夜中だというのに、電話越しに小さく叫んで――はーな。アパートからパジャマ姿のまま飛び出した私は驚いた。
タキシード姿の恋生が、薔薇の大きな花束を抱えて、私に手を振っていた。
映画のヒロインになった気分だった。
恋生は、かんかん鳴るアパートの階段をあがると、お姫様抱っこで私を運んで――それから。