花に溺れ恋に純情~僕様同期御曹司の愛が私を捕らえて離さない~
「まーまー片岡くんも大変だろうけどさ、いちお、あれで、若手の正社員さまさまなわけだからさ。目を瞑ってやってくださいな。三年以内で辞められるとこっちが困るんだよ」
「鶴橋《つるはし》リーダーは、直接仕事振られないからそんなこと言えるんですよ。やるのは俺。俺なんすよ」
うっかりしていた。鶴橋リーダーと、BPに過ぎない片岡さんが、こんな軽口を叩きあう関係だったとは。
そういえば、いつぞやの飲み会で男たちだけで二次会に行ったとかなんとか……。
「いっくら美人でもあんなつんけんしてたら顔の無駄ですね。まー、せいぜい、頑張りますよ。潰さない程度にね」
「お手柔らかに頼むよ。きみんとこの社長さんは、いいお客さんなんだから」
「そう言って。マージン取られまくって俺の月給家賃レベルなんすよ。どう生活してけばいいんすか」
「会社で借りる寮があるだけましっしょ」がこん、と鶴橋さんがペットボトルを取る音。二度目のがこん。片岡さんのために買ってくれている……自分がこんなにショックを受けていることに驚いていた。
笑いあいながら彼らは夜のオフィスへと戻っていく。私がいることも知らずに。
「鶴橋《つるはし》リーダーは、直接仕事振られないからそんなこと言えるんですよ。やるのは俺。俺なんすよ」
うっかりしていた。鶴橋リーダーと、BPに過ぎない片岡さんが、こんな軽口を叩きあう関係だったとは。
そういえば、いつぞやの飲み会で男たちだけで二次会に行ったとかなんとか……。
「いっくら美人でもあんなつんけんしてたら顔の無駄ですね。まー、せいぜい、頑張りますよ。潰さない程度にね」
「お手柔らかに頼むよ。きみんとこの社長さんは、いいお客さんなんだから」
「そう言って。マージン取られまくって俺の月給家賃レベルなんすよ。どう生活してけばいいんすか」
「会社で借りる寮があるだけましっしょ」がこん、と鶴橋さんがペットボトルを取る音。二度目のがこん。片岡さんのために買ってくれている……自分がこんなにショックを受けていることに驚いていた。
笑いあいながら彼らは夜のオフィスへと戻っていく。私がいることも知らずに。