推しで一途な婚約者は、国一番の人気者!つまり毎日が修羅場です。
3章「vs麗しきご令嬢」_8話:頼もしい親友たち
「と、言う訳でして。ちなみに昨日も絡まれました」
アルフレードとの掛け合いは程よく割愛して、アンジュは話を終える。気分は外に降り積もる雪のように重くなってしまった空気を霧散できないかと、やけくそに手を叩いてみせるも広い部屋に虚しいほど軽快な音が響いただけであった。
詳細を聞いた親友たちは顔を歪ませている。
「その女は恥を知らないようだな」
「嫌だなぁ。怖い、怖い」
しっかり暖房が効いている部屋だというのに、背中から薄ら寒さを感じる。ララは思わず身震いした。
話の途中から何か深く考えていたビアンカは、何かを思い出したような声を漏らした。
「そういえば囀りに聞いたわね。なんか男性と過ごすのが多くなった、とかなんとか。てっきり婚約者と仲良くなったのだと」
アンジュは首を振る。件の令嬢の婚約者とはますます仲が悪くなっている、会うことすらないとの報告だ。
「ウィリアム班長のいう通り、噂広まってるんだね」
まだまだ甘い己の危機察知に文句を垂れたくなってくる。早く偽アルフレードを捕まえようと、引き続き探索しているが、男の姿は確認できていない。時間が経てば経つほど噂は広まるに違いなく、早急に騒動を集結しなければならない。
がっくり。アンジュは肩を落とす。すると頭に温かみを感じる。顔を上げれば3人から頭を撫でなれ、親友たちが力強く頷いている。
「しょぼくれないの。お姉様の言う通り、いつもの事じゃない。ここからよ、ここから」
「こうなったら未来の敵も、全員ぶっ飛ばす気で行こうよ。何かあったら知らせるからさ」
「全力でいちゃけ。見せつけるんだ!それが1番効果的だ」
「それはサーラが見たいだけじゃない?」
サーラの豪快な笑い声。ビアンカにララ、そしてアンジュもたまらず吹き出して笑ってしまう。
なんて頼もしい親友たちか。
アンジュは、少し弱っていた心が元に戻ったのを感じた。
アルフレードとの掛け合いは程よく割愛して、アンジュは話を終える。気分は外に降り積もる雪のように重くなってしまった空気を霧散できないかと、やけくそに手を叩いてみせるも広い部屋に虚しいほど軽快な音が響いただけであった。
詳細を聞いた親友たちは顔を歪ませている。
「その女は恥を知らないようだな」
「嫌だなぁ。怖い、怖い」
しっかり暖房が効いている部屋だというのに、背中から薄ら寒さを感じる。ララは思わず身震いした。
話の途中から何か深く考えていたビアンカは、何かを思い出したような声を漏らした。
「そういえば囀りに聞いたわね。なんか男性と過ごすのが多くなった、とかなんとか。てっきり婚約者と仲良くなったのだと」
アンジュは首を振る。件の令嬢の婚約者とはますます仲が悪くなっている、会うことすらないとの報告だ。
「ウィリアム班長のいう通り、噂広まってるんだね」
まだまだ甘い己の危機察知に文句を垂れたくなってくる。早く偽アルフレードを捕まえようと、引き続き探索しているが、男の姿は確認できていない。時間が経てば経つほど噂は広まるに違いなく、早急に騒動を集結しなければならない。
がっくり。アンジュは肩を落とす。すると頭に温かみを感じる。顔を上げれば3人から頭を撫でなれ、親友たちが力強く頷いている。
「しょぼくれないの。お姉様の言う通り、いつもの事じゃない。ここからよ、ここから」
「こうなったら未来の敵も、全員ぶっ飛ばす気で行こうよ。何かあったら知らせるからさ」
「全力でいちゃけ。見せつけるんだ!それが1番効果的だ」
「それはサーラが見たいだけじゃない?」
サーラの豪快な笑い声。ビアンカにララ、そしてアンジュもたまらず吹き出して笑ってしまう。
なんて頼もしい親友たちか。
アンジュは、少し弱っていた心が元に戻ったのを感じた。