運命の恋をした御曹司は、永遠にママと娘を愛し続ける
 バシッと視線が交わる。胸がドキリと跳ねた。久しぶりに見た、吸い込まれそうなほど澄んだ瞳。できる限り顔を見ないようにしてきたのに、さすがにここまでされてしまえば驚きが先に立ち、言葉を抑えられなかった。
 そんな私の様子を気にすることもなく、優希くんは視線を逸らさず、静かに口を開いた。

「預かるんだから当然だろ」
「それにしたって、こんな……」
 思わず言葉を濁してしまったが、いまさら「返してください」と言えるはずもない。
 逃げるように暮らしてきた私たちにとって、ここは夢のようすぎる空間だった。
 そのとき、弾むような声が響いた。

「ママ、ごはんできたの!」
 振り向けば、結菜が嬉しそうに笑い、小さな手に木でできたハンバーグのお皿をふたつ、大事そうに抱えて歩いてきていた。

「はい、ママ。そして、こっちはゆーくんね」
 楽しそうに笑う無邪気な姿に、私は心臓が掴まれたように痛くなった。
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