運命の恋をした御曹司は、永遠にママと娘を愛し続ける
 そう答えると、優希くんは「それならよかった」そう答えた。

「あっ、でも、甘えればいいっていってくれたけど、何にもしないのは気が引けるから、何かできることない? といってもこの足だから、あまり重労働は無理だけど……」
 確かに何が私にできるかと言われれば、みやこさんもいるし、掃除などもこの足では足手まといかもしれない。

「別に晴香はゆっくりすればいいけど、性格から考えてその方が落ち着かないんだろうな」
 コーヒーを入れつつそう話す優希くんは、私の性格をよくわかっていて、それがなんとなく居心地の悪さも感じでしまう。嫌でも、過去に私たちに関係があったころを思い出させてしまう気がした。
 何と答えていいかわからず、黙っていると、優希くんは私に視線を向けた。

「俺は日本に戻ってきたばかりで、家で仕事をすることも多い。足が治れば家事をしつつ、簡単な書類整理とかを手伝ってくれないか?」
「仕事を?」
「ああ、難しいことは頼まないし、できる範囲でいいから」
 最後はお願いをされるように言われてしまい、私は「役に立つかわからないけど」そう答えた。
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