運命の恋をした御曹司は、永遠にママと娘を愛し続ける
「晴香」
「なに?」
 結菜の食事に気を取られつつ、私は何気なく返事をした。
 いまでは当たり前になってしまった朝の光景。三人で朝食をとりながら、今日の予定を話すのだ。
「ママ、おみしるもっと」
 そんな私たちの会話に、結菜がプラスチックのお椀を私に差し出しながら、にっこりと笑う。

「待ってて」
 そう声を掛けつつ、キッチンでスープのお代わりを入れて席に戻る。
「晴香、外出するのまずい?」
 どこかに資料でも届けるのかと思い、私は少し思案する。ワカバフーズの近くには知り合いに会う可能性があるから避けたい――そう考えていたとき、優希くんが私の顔を覗き込んだ。あまりにも近い距離に、思わず胸が跳ね、私は後ずさった。

「今週末、結菜ちゃんが楽しいところに行こう」
「え?」
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