運命の恋をした御曹司は、永遠にママと娘を愛し続ける
 意外すぎる言葉に、私はたぶん間抜けな顔をしていたはずだ。

「人が多いところなら、絶対に気づかれないと思うんだ。テーマパークとかどう?」
 確かに、結菜を連れて行きたいと思いながら、行けていないことはずっと気になっていた。結菜はプリンセスが大好きで、話したらきっと喜ぶだろう。そう思っていた。

「いいの?」
 そう尋ねると、優希くんは「もちろん」と笑ってくれた。

 約束の日、朝食を作りながら何を着ようかと考えていた。もちろん目立つ格好はできない。昔のようなオフィスカジュアルを着ることもなく、普段はいつもラフな装いだが、今日ぐらいは少しおしゃれをしてみたい……。
 そんなことを思っていると、優希くんが起きてきたようで、リビングに入ってくる気配がした。

「おはよう」
 キッチンに立つ私を見てそう口にした後、優希くんはリビングで大好きなプリンセスのテレビを見ている結菜のそばへと近づく。
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