運命の恋をした御曹司は、永遠にママと娘を愛し続ける
「ごめんね、あれ、覚えてなかったの。でも、雰囲気を壊したくなくて、言えなかったの」
 正直にそう打ち明けると、優希くんは深く大きな息を吐いてから、私をギュッと抱きしめた。

「だからか……」
「ごめんなさい。大事なこと……だった?」
 私がそう呟くと、優希くんはゆっくりと身体を起こし、ソファに座り直した。

 その動きに驚いて、私は「雰囲気を壊してしまったのでは」と不安になり、慌てて体を起こす。
 しかし、そこにはさっきより熱を孕んだように見える優希くんの瞳があり、私は息が止まりそうになりつつ、無意識に彼に手を伸ばした。

 そっと抱き上げられ、優希くんの寝室へと運ばれる。大きなキングベッドは仄かなオレンジ色の明かが照らしていた。
 目の前で優希くんが服を脱ぎ捨てると、均整の取れた身体が目の前にあった。着替えのときにちらっと見ただけでも、引き締まっている。
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