運命の恋をした御曹司は、永遠にママと娘を愛し続ける
 そう言った後、優希くんは「悪い」そう呟いた。朝倉グループという巨大企業の妻となること、それは憧れだけでは務まるものではないことは、私も嫌というほどわかっている。

 マスコミにもさらされることになるだろうし、ましてや子どももいるのだ。格好のスキャンダルだろう。
 だからと言って、ずっと日陰で逃げるようなことは申したくない。

「大丈夫。お許しがでたら、私もきちんと挨拶をさせてね」
 そう答えると、優希くんは「ありがとう」そう答えくれた。
 今日の朝食は、結菜も優希くんも大好きなフレンチトーストだ。結菜が大好きなプリンセスの型に、粉砂糖を振ってイラストが浮き出している。

「おいしい」
 そんな結菜を見て、私たちも微笑みあった。
「さあ、今日はどこに行こうか」
「どうぶつさん!」
 そんな会話も当たり前になりつつある。幸せは自分で守らないといけないのだ。そう思いながら、私たちは三人で出かけることにした。
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