運命の恋をした御曹司は、永遠にママと娘を愛し続ける
 ネイティブの英語で話しかけられ、私は懐かしさが込み上げてきて、笑顔で「元気です」と返した。

「会長、晴香は今、朝倉グループにいるのかい?」
 その問いに答えたのは、優希くんだった。
 私の肩をそっと引き寄せ、「私の婚約者です」とにっこり微笑む。

「なんだ、そうだったのか! さすが優希は、見る目があるな」
 ディーン社長はそう言って笑ったが、それよりもおじい様の着替えが気になっていた。
 すると、おじい様は小さく咳払いをしながら言った。

「これは、借りておくぞ」
 私のハンカチを袖口に当てながらそう言うおじい様に、私は「もちろんです」と返した。

「今回は、優希と直接契約を結ぶためにちょうど日本に来ていてね。そのタイミングでこのパーティーにも参加できて、本当によかったよ」
 そんな話をしていた、まさにそのときだった。
「朝倉会長、おめでとうございます」
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