転生デビュー 〜おバカ王子とツンデレ悪役令嬢のジレキュンな日常〜
「思念品があれからまた増えたのよ」
「増えたのか!?」
「受け取ってもらえたってことで、追加がね。噂も広まって、ルリアンに続々と相談が集まっているわ」
「なんてこった」
そして、なんで俺は知らないんだ!?
「で、色々あって水着はポチの部屋に置いてあるわ」
「どうしてそこに繋がるんだ!?」
「色々あるのよ。そっちは害がないから皆で遊んでるだけだけど……ただ、ニコラはあの部屋に行かないでね」
「なんで俺だけ除け者なんだ!? 何もかも意味が分からないぞ」
「あんたがあの部屋に入ると、発動してまうかもしれない呪いがあるのよ」
「……リュークの強制浄化は?」
「リュークでも無理だったわ」
なにぃぃぃ!
それはかなりヤバイ代物なんじゃないか!? ゲームの主人公だぞ! リュークで駄目なら誰の手でも無理だろう。残った思念の願いを叶えてやらない限り。
その品が存在すること自体をこの世界の誰もが忘れた時も消えることは消えるが……何年先になるやらだからな。
「その厄介な品の思念の内容は?」
「言いたくない」
「え」
「言いたくないけど、行かないでね」
「え」
「他のメンバーも言わないと思う」
「ものすごく気になるんだが……」
「だから、誰もあんたに教えていないのよ」
気になるぞ!
気になるんだが!?
「ラビッツさまぁ! 教えてください!」
「聞いたところで違う葛藤が始まるだけよ」
「土下座しようか!?」
「いらないわよ」
「王子の土下座だぞ!?」
「もう! とにかく入らないこと。それに、詳細までは分からないの」
「……そんなにヤバイ代物なのか」
「単に、ルリアンがこれ以上は思念を読みたくないって言っただけ」
「気になる〜!」
今すぐプールサイドをゴロゴロしたい!
「ジャンピング土下座でもしようか!?」
「しつこーい!」
やいやい話していると、突然拍手と歓声が上がった。
「お二人さーん、終わったぞー」
いつの間にやら、プールの中には何事もなかったかのような穏やかさが戻っている。
「いっぱい切った」
「ベル子、くらげ切ったのか!?」
「可愛くなかったから平気。ザクッ、ザクッと」
「はわわぁ、スッパリでした。切れ味抜群でした……」
見たかった。
うむ、綺麗になったプールはやっぱり格別だな。水面がきらきらと光り、青空と白い雲が映り込んでいる。まさに、夏だ。
「よっしゃ、泳ぐぜーっ!」
俺とラビッツも中へと飛び込み、水しぶきが舞う。仲間との笑い声が響き渡る。
――やっぱり夏は最高だ!
「増えたのか!?」
「受け取ってもらえたってことで、追加がね。噂も広まって、ルリアンに続々と相談が集まっているわ」
「なんてこった」
そして、なんで俺は知らないんだ!?
「で、色々あって水着はポチの部屋に置いてあるわ」
「どうしてそこに繋がるんだ!?」
「色々あるのよ。そっちは害がないから皆で遊んでるだけだけど……ただ、ニコラはあの部屋に行かないでね」
「なんで俺だけ除け者なんだ!? 何もかも意味が分からないぞ」
「あんたがあの部屋に入ると、発動してまうかもしれない呪いがあるのよ」
「……リュークの強制浄化は?」
「リュークでも無理だったわ」
なにぃぃぃ!
それはかなりヤバイ代物なんじゃないか!? ゲームの主人公だぞ! リュークで駄目なら誰の手でも無理だろう。残った思念の願いを叶えてやらない限り。
その品が存在すること自体をこの世界の誰もが忘れた時も消えることは消えるが……何年先になるやらだからな。
「その厄介な品の思念の内容は?」
「言いたくない」
「え」
「言いたくないけど、行かないでね」
「え」
「他のメンバーも言わないと思う」
「ものすごく気になるんだが……」
「だから、誰もあんたに教えていないのよ」
気になるぞ!
気になるんだが!?
「ラビッツさまぁ! 教えてください!」
「聞いたところで違う葛藤が始まるだけよ」
「土下座しようか!?」
「いらないわよ」
「王子の土下座だぞ!?」
「もう! とにかく入らないこと。それに、詳細までは分からないの」
「……そんなにヤバイ代物なのか」
「単に、ルリアンがこれ以上は思念を読みたくないって言っただけ」
「気になる〜!」
今すぐプールサイドをゴロゴロしたい!
「ジャンピング土下座でもしようか!?」
「しつこーい!」
やいやい話していると、突然拍手と歓声が上がった。
「お二人さーん、終わったぞー」
いつの間にやら、プールの中には何事もなかったかのような穏やかさが戻っている。
「いっぱい切った」
「ベル子、くらげ切ったのか!?」
「可愛くなかったから平気。ザクッ、ザクッと」
「はわわぁ、スッパリでした。切れ味抜群でした……」
見たかった。
うむ、綺麗になったプールはやっぱり格別だな。水面がきらきらと光り、青空と白い雲が映り込んでいる。まさに、夏だ。
「よっしゃ、泳ぐぜーっ!」
俺とラビッツも中へと飛び込み、水しぶきが舞う。仲間との笑い声が響き渡る。
――やっぱり夏は最高だ!