転生デビュー 〜おバカ王子とツンデレ悪役令嬢のジレキュンな日常〜
「クラゲさん……真っ二つにしちゃ駄目かな」
ベル子がさらりと怖いこと言ってる!?
「どうやって切るんですか?」
「バリアで縦にドンッと」
「はわわっ。か、可哀想です〜!」
「でも、消えるかもしれない」
「確かにそうですけど〜」
幻影魔法は既に存在するものを形作ることはできない。つまり、人間のコピーなんかは作れないものの、あやふやな何かをふわっと見えるようにすることはできる。
普通は少し時間が経てば消えるものの……生徒たちの楽しい気持ちが、あの数々の思念品のようにこの世に留まらせてしまったのだろう。
つまり、楽しい気持ちを興ざめさせることをしても、消える可能性は高い。この世界は前世でいうところのホラー現象は多いものの、そうやって工夫次第で簡単に消える。
「……ニコラ」
ラビッツが俺の腕をそっと触った。最近ボディタッチが増えてきている。その度に俺はドキドキだ。
「おう。ラビッツ、水着可愛いな」
「が、学校の指定のだし」
ラビッツも他のメンバーも、水魔法練習用の紺の水着を着ている。泳ぐことが目的じゃないせいか、フリル付きでミニスカのような水着だ。
「ところでラビッツ、すごく聞きたいことがあるんだが」
「うん、たぶん聞きたいことは分かるわ」
「あの水着は一体どこに……」
「やっぱりそう思うわよね」
ゲームでのリュークの個別イベントでは、どのルートでも学校指定ではない水着だった。正直、少し期待していた。
いや、学校指定のもいいけどね!?
期待が大きかっただけに……っ、くっ。いや、少しだけだ。少しだけしか期待はしていなかった。二人きりじゃないしな。うん、それはそうだよな。
「さすがにパトロール隊全員いるしね」
やっぱり、そうだよな……。
「でもね、あのゲームの水着は女の子メンバーでお買い物に行った時に買ったのよ」
「なに! それはどこに!?」
「……ポチの部屋かしらね」
「なんでだ!?」
「…………」
なんでそこで黙るんだ!?
ベル子がさらりと怖いこと言ってる!?
「どうやって切るんですか?」
「バリアで縦にドンッと」
「はわわっ。か、可哀想です〜!」
「でも、消えるかもしれない」
「確かにそうですけど〜」
幻影魔法は既に存在するものを形作ることはできない。つまり、人間のコピーなんかは作れないものの、あやふやな何かをふわっと見えるようにすることはできる。
普通は少し時間が経てば消えるものの……生徒たちの楽しい気持ちが、あの数々の思念品のようにこの世に留まらせてしまったのだろう。
つまり、楽しい気持ちを興ざめさせることをしても、消える可能性は高い。この世界は前世でいうところのホラー現象は多いものの、そうやって工夫次第で簡単に消える。
「……ニコラ」
ラビッツが俺の腕をそっと触った。最近ボディタッチが増えてきている。その度に俺はドキドキだ。
「おう。ラビッツ、水着可愛いな」
「が、学校の指定のだし」
ラビッツも他のメンバーも、水魔法練習用の紺の水着を着ている。泳ぐことが目的じゃないせいか、フリル付きでミニスカのような水着だ。
「ところでラビッツ、すごく聞きたいことがあるんだが」
「うん、たぶん聞きたいことは分かるわ」
「あの水着は一体どこに……」
「やっぱりそう思うわよね」
ゲームでのリュークの個別イベントでは、どのルートでも学校指定ではない水着だった。正直、少し期待していた。
いや、学校指定のもいいけどね!?
期待が大きかっただけに……っ、くっ。いや、少しだけだ。少しだけしか期待はしていなかった。二人きりじゃないしな。うん、それはそうだよな。
「さすがにパトロール隊全員いるしね」
やっぱり、そうだよな……。
「でもね、あのゲームの水着は女の子メンバーでお買い物に行った時に買ったのよ」
「なに! それはどこに!?」
「……ポチの部屋かしらね」
「なんでだ!?」
「…………」
なんでそこで黙るんだ!?