転生デビュー 〜おバカ王子とツンデレ悪役令嬢のジレキュンな日常〜
13.パトロール隊記録
昨日は夕方には完全に効果が抜けたので、一緒に外へ転移してもらい、早めの夕食を食堂でとった。
「いい? 私は変な液体を飲んでおかしくなっていたの。分かった?」
と、ラビッツはちょっと赤くなりながらむくれていた。やはりツンデレはいい。転生最高、転生万歳だ。
ただ、やっぱりゲームで見るのと実際は違う。もっと恋人のような関わりをしてみたいとは思う。
……どうしても、贅沢にはなる。あんなに期待を持たされるとな。
転移が疲れることは分かっているのでそのまますぐにラビッツを寮へと見送った。俺はポケットの瓶だけはその日のうちに職員へと渡し、夜のうちに軽く報告書をまとめた。今朝はリュークに経緯を話しながら朝食を食べ、すぐに報告書を職員へと渡しに行き、その場で報告も受けた。
ザッと目を通してから、既にげっそりと疲れながら、初授業を受けるために教室へと入る。
「ニコラ様、昨日は申し訳ありませんでした」
すぐに、昨日の生徒たちがぞろぞろと謝りに来た。
高校とは違ってここでは講義のたびに教室を移動する。選択授業もあるけれど、今は一年生の必須授業前。ここにいるに違いないと、わざわざ俺を探しに来たんだろう。
「気にしなくていいよ。俺も参加したかったくらいだ」
「えっ」
「楽しそうだよなー、闇鍋ならぬ闇水! 俺だって羽目を外したい」
「あ、はは」
「でも、あれはよくなかったな。複数の効果がある液体を前例も調べずに混ぜるのは危険だ。どんな副作用があるか分からないし、やめたほうがいい」
「はい、気をつけます」
「次の授業がもうすぐ始まる。もう行きなよ」
「はい、その前に一つお耳に入れたいことが――」
「え」
「少し教室の外へ来てもらえたら」
そいつらは俺に面倒なことを持ち込んで、立ち去っていった。
「なんて言われたの?」
同じ授業を受けるルリアンと一緒にラビッツも来て、俺の右隣に並んで座った。自由席だからな。
「……謝られただけだよ。あとは新たな面倒事だな」
「面倒事?」
「俺たちが今年の学園警備隊――パトロール隊だと認知されたな」
知っているなら自分たちで何とかしてほしいものの……内容はといえば、実は俺もゲームで知っている。つまり、導きのペンデュラムで知ることを単に人づてで聞いただけだ。危ないことをしそうな人たちがいますよ、と。
「放課後に皆集まったら話す。また、近いうちにパトロール隊出動だ」
「うわぁ、わくわくしますね! あとでお話を聞かせてください」
「ああ」
わくわくか……。そうだよな、パトロール隊の仕事だもんな。面倒事という表現はよくなかったかもしれない。朝から疲れすぎていたな。気をつけよう。
気遣わしげなラビッツの視線に少しドキドキしながら、授業を受けた。
◆
「いい? 私は変な液体を飲んでおかしくなっていたの。分かった?」
と、ラビッツはちょっと赤くなりながらむくれていた。やはりツンデレはいい。転生最高、転生万歳だ。
ただ、やっぱりゲームで見るのと実際は違う。もっと恋人のような関わりをしてみたいとは思う。
……どうしても、贅沢にはなる。あんなに期待を持たされるとな。
転移が疲れることは分かっているのでそのまますぐにラビッツを寮へと見送った。俺はポケットの瓶だけはその日のうちに職員へと渡し、夜のうちに軽く報告書をまとめた。今朝はリュークに経緯を話しながら朝食を食べ、すぐに報告書を職員へと渡しに行き、その場で報告も受けた。
ザッと目を通してから、既にげっそりと疲れながら、初授業を受けるために教室へと入る。
「ニコラ様、昨日は申し訳ありませんでした」
すぐに、昨日の生徒たちがぞろぞろと謝りに来た。
高校とは違ってここでは講義のたびに教室を移動する。選択授業もあるけれど、今は一年生の必須授業前。ここにいるに違いないと、わざわざ俺を探しに来たんだろう。
「気にしなくていいよ。俺も参加したかったくらいだ」
「えっ」
「楽しそうだよなー、闇鍋ならぬ闇水! 俺だって羽目を外したい」
「あ、はは」
「でも、あれはよくなかったな。複数の効果がある液体を前例も調べずに混ぜるのは危険だ。どんな副作用があるか分からないし、やめたほうがいい」
「はい、気をつけます」
「次の授業がもうすぐ始まる。もう行きなよ」
「はい、その前に一つお耳に入れたいことが――」
「え」
「少し教室の外へ来てもらえたら」
そいつらは俺に面倒なことを持ち込んで、立ち去っていった。
「なんて言われたの?」
同じ授業を受けるルリアンと一緒にラビッツも来て、俺の右隣に並んで座った。自由席だからな。
「……謝られただけだよ。あとは新たな面倒事だな」
「面倒事?」
「俺たちが今年の学園警備隊――パトロール隊だと認知されたな」
知っているなら自分たちで何とかしてほしいものの……内容はといえば、実は俺もゲームで知っている。つまり、導きのペンデュラムで知ることを単に人づてで聞いただけだ。危ないことをしそうな人たちがいますよ、と。
「放課後に皆集まったら話す。また、近いうちにパトロール隊出動だ」
「うわぁ、わくわくしますね! あとでお話を聞かせてください」
「ああ」
わくわくか……。そうだよな、パトロール隊の仕事だもんな。面倒事という表現はよくなかったかもしれない。朝から疲れすぎていたな。気をつけよう。
気遣わしげなラビッツの視線に少しドキドキしながら、授業を受けた。
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