転生デビュー 〜おバカ王子とツンデレ悪役令嬢のジレキュンな日常〜
「次は、これにするにゃん! ……にゃっ、しゅわしゅわにゃん!」
「炭酸レモン団子ね。確かに新感覚だわ」
ちょっとした魔法で炭酸を閉じ込めた商品が使われているようだ。商品名は『シュワたま』で購買に売られている。生徒のアレンジ魔法ではないからセーフだろう。
王子をやっていると、変なものを口に入れる機会がない。こんなにワクワクしながら食べるのは初めてかもしれない。
「それでは、参加者の皆さんも自由に食べてくださいね」
セヴォルトの声に、俺たちの反応を気にしながら生徒たちも動き始めた。俺たちが自分の作品のお団子に口をつけている様子を見ると近くに寄ってきて、「美味しい」という言葉を聞けば「自分が作ったんですよ」と話が弾んでいる。
「本日はご参加いただいて、ありがとうございました」
セヴォルトが挨拶に来たので立ち上がる。そのままでいいと言われたものの、さすがにそれは気まずい。ラビッツも俺に合わせてサッと立ち上がった。
「いや、こちらこそすごくいい経験ができて感謝するよ。仲間たちも楽しそうだ」
「ありがとうございます」
「これを機会に、同じ学年の他の女性とも交流を深めたらいいんじゃないか?」
「え?」
ルリアンとベル子は友達を欲しているものの……男に偏りすぎているからな。
「トラに予定を伝えれば、大いに宣伝してくれるはずさ。その時には、ルリアン嬢とベルジェ嬢のことも気軽に誘ってやってくれ。個人的にで構わないよ。おかしなことに巻き込まれないようにだけは、気をつけてほしいけどね」
「はい! イベントとして何かを催す時にはお誘いします。もちろん、ニコラ様とラビッツ様も」
「そうだな。俺たちがいると気を遣わせるかもしれない。参加するかは分からないが、イベント内容は先に教えてくれると嬉しいかな」
「はい、そういたします」
ゲームでは、発生するおかしなことなんて限られている。でも、ここはリアルだ。よく分からない場所だけど、生活できている以上もう一つの世界だといっていいだろう。事前にある程度は知っておきたい。
「貴族はさ、こういった冒険心溢れる食べ物を口にする機会もないだろう?」
「はは、そうですね」
「台車レースの先輩たちのようにさ、俺たちの学年も、身分関係なく早く仲よくなれたらと思うんだ。早速君はこうやって、みんなが楽しめるような機会をつくってくれた。これからも期待しているよ」
「は……はい! ありがとうございます!」
「ああ」
一礼して立ち去ったのでもう一度着席する。よし、次は冒険心たっぷりのお団子にするか!
「炭酸レモン団子ね。確かに新感覚だわ」
ちょっとした魔法で炭酸を閉じ込めた商品が使われているようだ。商品名は『シュワたま』で購買に売られている。生徒のアレンジ魔法ではないからセーフだろう。
王子をやっていると、変なものを口に入れる機会がない。こんなにワクワクしながら食べるのは初めてかもしれない。
「それでは、参加者の皆さんも自由に食べてくださいね」
セヴォルトの声に、俺たちの反応を気にしながら生徒たちも動き始めた。俺たちが自分の作品のお団子に口をつけている様子を見ると近くに寄ってきて、「美味しい」という言葉を聞けば「自分が作ったんですよ」と話が弾んでいる。
「本日はご参加いただいて、ありがとうございました」
セヴォルトが挨拶に来たので立ち上がる。そのままでいいと言われたものの、さすがにそれは気まずい。ラビッツも俺に合わせてサッと立ち上がった。
「いや、こちらこそすごくいい経験ができて感謝するよ。仲間たちも楽しそうだ」
「ありがとうございます」
「これを機会に、同じ学年の他の女性とも交流を深めたらいいんじゃないか?」
「え?」
ルリアンとベル子は友達を欲しているものの……男に偏りすぎているからな。
「トラに予定を伝えれば、大いに宣伝してくれるはずさ。その時には、ルリアン嬢とベルジェ嬢のことも気軽に誘ってやってくれ。個人的にで構わないよ。おかしなことに巻き込まれないようにだけは、気をつけてほしいけどね」
「はい! イベントとして何かを催す時にはお誘いします。もちろん、ニコラ様とラビッツ様も」
「そうだな。俺たちがいると気を遣わせるかもしれない。参加するかは分からないが、イベント内容は先に教えてくれると嬉しいかな」
「はい、そういたします」
ゲームでは、発生するおかしなことなんて限られている。でも、ここはリアルだ。よく分からない場所だけど、生活できている以上もう一つの世界だといっていいだろう。事前にある程度は知っておきたい。
「貴族はさ、こういった冒険心溢れる食べ物を口にする機会もないだろう?」
「はは、そうですね」
「台車レースの先輩たちのようにさ、俺たちの学年も、身分関係なく早く仲よくなれたらと思うんだ。早速君はこうやって、みんなが楽しめるような機会をつくってくれた。これからも期待しているよ」
「は……はい! ありがとうございます!」
「ああ」
一礼して立ち去ったのでもう一度着席する。よし、次は冒険心たっぷりのお団子にするか!