友情結婚って決めたのに 隠れ御曹司と本気の恋をした結果
「だって……。双方の両親にも、挨拶しちゃったし……。私達、どうしても離婚は出来なくて……」
「不仲になったから、すぐに離婚って発想はよくないなぁ」
「え……?」
「どんなに仲のいい子とだって、喧嘩くらいするよ! 時間が解決してくれることだってあるんだから。もしも険悪な雰囲気になったら、また莉子に相談して! きっと、力になってあげる!」
明るく元気なところしか取り柄のない自分が、まさかこんなに悩む羽目になるなんて思っても見なかった。
どうにか、私達の関係を一歩でも前に進めたい。
莉子ちゃんはこちらがどれほど言い訳を並べ立てても、嫌な顔1つせずに受け入れ、背中まで押してくれた。
彼女はとっても、凄い人なのかもしれない……。
「大丈夫だよ。ディレクターさんは、1人じゃない。莉子達は、同志なんだから!」
「ありがとう」
「どういたしまして!」
同じ境遇の女の子に相談したら、なんだか心が軽くなってきた。
この調子なら、蛍くんが戻ってきても雑念に囚われることなく仕事に取り組めそうだ。
「不仲になったから、すぐに離婚って発想はよくないなぁ」
「え……?」
「どんなに仲のいい子とだって、喧嘩くらいするよ! 時間が解決してくれることだってあるんだから。もしも険悪な雰囲気になったら、また莉子に相談して! きっと、力になってあげる!」
明るく元気なところしか取り柄のない自分が、まさかこんなに悩む羽目になるなんて思っても見なかった。
どうにか、私達の関係を一歩でも前に進めたい。
莉子ちゃんはこちらがどれほど言い訳を並べ立てても、嫌な顔1つせずに受け入れ、背中まで押してくれた。
彼女はとっても、凄い人なのかもしれない……。
「大丈夫だよ。ディレクターさんは、1人じゃない。莉子達は、同志なんだから!」
「ありがとう」
「どういたしまして!」
同じ境遇の女の子に相談したら、なんだか心が軽くなってきた。
この調子なら、蛍くんが戻ってきても雑念に囚われることなく仕事に取り組めそうだ。