友情結婚って決めたのに 隠れ御曹司と本気の恋をした結果
「なんで俺がいるのに、ほかの男と見合いなんてしてるんですか……!」
「ほ、蛍くん……。ここ、お店の入口……」
「自暴自棄になるより先に、やることがあるでしょう!」
「わかった。私が悪かったよ。だから、落ち着いて……」
「許しません」
「ええ?」
「俺の思いを理解するまでは、絶対に離しませんから」
さすがに3度目は逃げられるわけにはいかないと、蛍くんも躍起になっているのだろう。
真横で困惑する料亭の受付スタッフに申し訳ない気持ちでいっぱいになりながら、私は青くなったり赤くなったりを繰り返す。
「蛍くん……」
「今まで、すみません。俺、余裕がなくて。この強引な態度が怖がらせているって、わかっているんですけど……」
「うんん。私こそ。向き合わずに逃げて、ごめんね」
彼はそんなこちらの表情を覗き込んでひとしきり楽しんだあと、誠心誠意謝罪をしてくれた。
さすがにこんな状態で拒絶するわけにもいかず、こちらも頭を下げる。
「帰りましょう」
「うん」
こうして私達は離れないように指先を絡め合い、愛の巣へと戻った。
「ほ、蛍くん……。ここ、お店の入口……」
「自暴自棄になるより先に、やることがあるでしょう!」
「わかった。私が悪かったよ。だから、落ち着いて……」
「許しません」
「ええ?」
「俺の思いを理解するまでは、絶対に離しませんから」
さすがに3度目は逃げられるわけにはいかないと、蛍くんも躍起になっているのだろう。
真横で困惑する料亭の受付スタッフに申し訳ない気持ちでいっぱいになりながら、私は青くなったり赤くなったりを繰り返す。
「蛍くん……」
「今まで、すみません。俺、余裕がなくて。この強引な態度が怖がらせているって、わかっているんですけど……」
「うんん。私こそ。向き合わずに逃げて、ごめんね」
彼はそんなこちらの表情を覗き込んでひとしきり楽しんだあと、誠心誠意謝罪をしてくれた。
さすがにこんな状態で拒絶するわけにもいかず、こちらも頭を下げる。
「帰りましょう」
「うん」
こうして私達は離れないように指先を絡め合い、愛の巣へと戻った。