友情結婚って決めたのに 隠れ御曹司と本気の恋をした結果
「菫さんは俺が篝火グループの御曹司だと聞いても、何事もなかったかのように接してくれましたね」
「当たり前だよ。出自がどうであれ、私の大好きな蛍くんには変わりないもん。態度を変化させるなんて、失礼だと思う」
「俺はその優しさに、とても助けられています。菫さんを選んでよかった。そう、心の底から感じている。だけど……」
彼は浮かない顔で、テーブルの上に置かれたLED式のライトに注目した。ろうそくに見立てた明かりは、ゆらゆらと揺らいでは明るくなったりを繰り返す。
その光景は、まるで蛍くんの心情を表しているかのようだった。
「このままその優しさに甘えているわけには、いきません。いつかは絶対に話をする必要があります。だったら、この場所で伝えたいと思いました」
「どうして、ここなの……?」
「この施設は、俺のために作られました。母が企画から運営までを担当しています」
私は挨拶の際に顔を合わせた、彼のお母様を脳裏に思い浮かべる。
彼女は確か、先祖代々蛍火グループを継いできた血筋の出身だった。
不思議がる必要はないかと納得し、話の続きに集中する。
「当たり前だよ。出自がどうであれ、私の大好きな蛍くんには変わりないもん。態度を変化させるなんて、失礼だと思う」
「俺はその優しさに、とても助けられています。菫さんを選んでよかった。そう、心の底から感じている。だけど……」
彼は浮かない顔で、テーブルの上に置かれたLED式のライトに注目した。ろうそくに見立てた明かりは、ゆらゆらと揺らいでは明るくなったりを繰り返す。
その光景は、まるで蛍くんの心情を表しているかのようだった。
「このままその優しさに甘えているわけには、いきません。いつかは絶対に話をする必要があります。だったら、この場所で伝えたいと思いました」
「どうして、ここなの……?」
「この施設は、俺のために作られました。母が企画から運営までを担当しています」
私は挨拶の際に顔を合わせた、彼のお母様を脳裏に思い浮かべる。
彼女は確か、先祖代々蛍火グループを継いできた血筋の出身だった。
不思議がる必要はないかと納得し、話の続きに集中する。